手法はカスタマイズするもの

こんにちは。ひろゆきです。
今日はFXの手法はカスタマイズするもの
という話をします。

僕は別の記事「スマホと4時間足のみを使ったFXお手軽手法」で4時間足のエンゴルフィンバーのみを使ったトレード手法を公開しています。
これだけでもかなり優位性のある手法ですが、皆様にはこれをカスタマイズして使って欲しいという話を記事の最後にしております。
その話を深掘りした内容となります。


なぜカスタマイズが必要なのか

僕の経験では、人から教わった手法は、かなりの確率でカスタマイズが必要です。特に、兼業トレーダーさんが専業トレーダーさんから教わった手法はほぼ必ずといって良いほどカスタマイズが必要です。
その理由は大きく分けて2つあります。

1.実はあまり優位性がない

まず1つ目は、教わった手法自体がそれほど優位性がない場合です。
優位性とは単に勝率が悪いとか、そういうことではなく、トレード回数自体が少なくて自分が思ってる額を稼げなかったり、いろいろ理由があります。

2.自分の生活スタイルと合っていない

2つ目は教わった手法が自分の生活スタイルと合っていない場合です。
兼業の方が専業の方に教わった手法はほぼ確実にこれにあたります。

例えば、兼業の方が専業の方に5分足の手法を教わったとして、その手法に優位性があれば普通に勝つことはできると思います。
でも、その教えた専業の方が1日平均5回トレードできているのに、教わった兼業の方が1日平均1回しかトレードできないような場合があります。
そういった場合に何が問題になるかと言うと、1ヶ月、6ヶ月、1年と長いスパンで見ていくと、前者はトータルでプラスなのに、後者はトータルでマイナスになっていたなんてことが起こりえます。
また、後者の場合、1日1回のトレードでも長期に渡って稼げるのかどうか、自分で検証しなければいけませんし、もし稼げないと分かったらその手法は使えないということになります。
そして、そういったことを手法の1つの要素として、トリガーなどと合わせて伝えているものは、ほとんどありません。
要は、巷に溢れているFXの手法は、勝ち方は教えてくれますが、稼ぎ方は教えてくれていないのです。
なので、自分自身で稼げる手法にカスタマイズする必要があるのです。

ちなみに、ここで言うカスタマイズとは裁量要素を付け加えるという意味ではありません。
裁量要素を加えるのは、多かれ少なかれ後々必要にはなってきます。
でも、それ以前に、手法に優位性がなかったり、自分の生活スタイルと合っていなければ、いくら裁量要素を加えてもあまり意味はないと感じています。

カスタマイズのやり方

FXの手法というのは、①トリガー、②利確と損切り、③セットアップで構成されているものが多いです。
手法によっては、①だけだったり、①と③のみで構成されているものもよく見かけます。

もちろん、中にはその内容だけでうまく行くケースもあると思いますが、冒頭にも申した通り、人から教わった手法というのは、大体がそのままやっても、うまくいかないケースがほとんどです。

なので、これらの知識をベースに、自分なりにカスタマイズすることで、勝てる手法に変えていくのです。
それでも、自分で一から作るよりも、スピードとしては早いと思います。

手法をカスタマイズの仕方は主に大きく分けて4つあると僕は思っております。

1.①〜③のうちの、どれかもしくは、複数のルールに要素を付け足す

2.①〜③のうちの、どれかもしくは、複数のルールを変えてみる

3.見る時間足を変えてみる

4.トレード時間する時間を変えてみる、もしくは、固定してみる

の4つです。

1.①〜③のうちの、どれかもしくは、複数のルールに要素を付け足してみる

まずは「ルールに要素をつけたしてみる」についてですが、一番王道のやり方で、カスタマイズと聞くとこのことを想像する方も多いと思います。そして、これについては本当にいろいろな方法があります。

例えば、トリガーで言うと、インジケーターを1個から複数個に増やしたり、リスクリワードを1:2の時しか入らないようにする、等様々です。
セットアップなら、セットアップ完了となる条件を増やしてみるなどです。

2.①〜③のうちの、どれかもしくは、複数のルール自体を変えてみる

続いて、「ルール自体を変えてみる」についてですが、
トリガーで言うと、ルールでは20MAタッチでエントリーとなっていた場合、50MAタッチでエントリーに変えたりします。
他には、トリガーはそのままで、自分が考えたセットアップのルールを当てはめてみたり、リスクリワードを変えてみる方法などもあります。
これもあげるとキリがありません。

1の「ルールに要素を付け足す」と2の「ルール自体を変える」については、主に勝率や期待値を変えたい時に行います。
大体多いのが、勝率をあげたい時です。
そして、勝率を上げると、その分エントリー回数が減るケースが多いです。
反対にフィルターをはずすと、勝率が下がりますが、エントリー回数が増えるケースが多いです。

これは一概にどちらがいいかはわかりません。
これには、勝率・エントリー回数以外に、期待値というものが、関係しているからです。

3.見る時間足を変える

これも比較的王道のやり方になります。

例えば、1時間足で環境認識、5分足を執行足としている手法があったとしたら、それを4時間と15分や、日足と1時間の組み合わせに変えるというのはよく聞くと思います。
僕の4時間足手法を見られた方で、4時間に1回でもしんどいと言う方は日足に変えてみるといった具合です。

この「見る時間足を変える」は、先ほどの1及び2とは異なり、勝率ではなく、トレードの難易度を下げたり、自分の生活スタイルに合ったやり方に変えると言う目的であることが多いです。

ただし注意すべきことは、時間足を変えることでそっくりそのままできない可能性もあるということは、事前に知っておく必要があります。
その場合は、時間足以外の面でも自分でカスタマイズしていく必要はあります。

4.トレード時間する時間を固定する

最後の「トレードする時間を固定する」は、あまり言われていないかもしれません。

これは、お仕事で忙しい方はニューヨーク時間のみトレードをするとか、朝一のみトレードするとかがありますが、他にも僕が使っている4時間足手法は、4時間に1回と時間を固定しています。これも、ある意味時間を固定していることになると思います。

この「トレード時間を固定する」は、3の「見る時間足を変える」と同様に、自分の生活スタイルに合ったやり方に変える目的があります。

僕自身はこの4つの中でも特にこの、「トレード時間を固定する」は結構重要だと思っています。

とても重要なことなので、「FXで勝てない人はこれをしてください」という記事で詳しく説明しております。

4時間足エンゴルフィンバー手法に当てはめてみる

それでは、4時間足のエンゴルフィンバー手法に当てはめて考えてみます。

まず1つめの、①〜③のうちの、どれかもしくは、複数のルールに要素を付け足してみる、についてですが、
・200MAより価格が、上の時のみロング、下の時のみショート
・ボリンジャーバンドの1Σより価格が、上の時のみロング、下の時のみショート
・MAがゴールデンクロスしている時のみロング、デッドクロスしている時のみショート
と言った具合です。
他にも、バリエーションは豊富です。

2つ目の、①〜③のうちの、どれかもしくは、複数のルール自体を変えてみる、については、
そもそも僕が紹介している4時間足エンゴルフィンバー手法がシンプルすぎて、今のところ変える要素らないと思います。
1の要素を付け足す作業をやってみて、うまくいかなかったり、もっと優位性をあげたいと思った時に、この2の変える作業が必要になってくると思います。

3つ目の見る時間足を変える、については、
先ほども述べましたが、4時間足を日足に変えてやってみるのが1つ。これは、4時間足でもしんどい、という方向けです。
もう1つは、短期足に変える方法です。
1時間足や15分足を使うことで、4時間足よりもスピーディーなトレードができますし、トレード回数も増えると思います。
ただし、注意点としては、4時間足未満の時間足を使う場合、単にその時間足のエンゴルフィンバーだけでは、おそらくうまくいかないと思います。
マルチタイムフレームを使うなどの工夫が必要になると思います。

4つ目の、時間足を固定する、については、先ほども述べましたが、4時間足エンゴルフィンバー手法は4時間に1回、と時間を固定しているので、あらためてご自身でやる必要はありません。

いかがでしたでしょうか?
前回のエンゴルフィンバーのみではおそらく優位性はあまりないと思いますが、今回紹介したカスタマイズをうまく取り入れて、自分なりの手法を完成させていただければと思います。
ベースの手法はできているので、できることは割と限られていますし、それほど大変なことでもないと思っています。

また今回紹介した方法でカスタマイズをしていくうちに、色々な方法が思いつくと思います。
それらを組み合わせて、さらに優位性のある手法を作ることもできます。
やれることは、無限大にあります。
僕も、手法の改良は常に意識しながらFXと向き合ってます。

そして、出来上がった手法が実際に使える手法なの判断や、いくつかある手法の中から取捨選択は、「期待値」というものから考えます。この期待値というのは、ビジネスでもパチンコでも競馬でも、何をする上でも必ず考えなければいけないとても大事なことで、FXにおいても同じです。
期待値については、「FXで1番大事なことは〇〇」という記事で詳しく説明しています。
よろしければ、ご覧くださいませ。

今後も、スマホ、4時間足、エンゴルフィンバーを元に、ためになる記事を今後も追加していきますので、よろしければフォロー宜しくお願いします。


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