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kintone CERTIFIED Associate 受験勉強の仕方についてまとめてみた

 みなさんこんにちは。サイボウズ公認 kintoneエバンジェリスト の前田です。今日は先日、私が挑戦したkintone CERTIFIED Associate (kintone認定資格) の受験方法についてまとめてみたいと思います。長くなりましたがお付き合いくださいませ。※本記事では試験の具体的な内容には触れません。あくまで勉強方法のみお伝えします。

1.kintone認定資格とは?

 そもそも kintone認定資格というのはなんぞや?という方はこちらから。

 今回受けた Associateはサイボウズさん的には「kintoneの基本的な知識とkintoneを活用した業務改善スキルがあることを証明」する資格ということになっています。ただ、受験してみた私の個人的な理解…というかこの資格に対する感覚は少し違っています。私の理解ではこの資格は

「kintoneの一部の機能について正しく理解できているかを試す試験」です。それ以上でもそれ以下でもありません。業務改善のスキルや発想が問われるものではありません。後々、試験問題を解くにあたってこの認識がズレていると苦労しますので、この認識を頭の隅に少し置いていただけるといいかなと思います。

2.どうやって勉強する?(前半)

 先日、Twitterでもまとめましたが私の勉強方法はこちらのテキストを使ったものです(購入する先はサイボウズ商店さん、書店、Amazonがありますが、書店以外の場合は送料がかからないものを選ぶといいでしょう)。このテキストは7章構成で解説+練習問題という構成になっています。たまに問題の改正が行われるようなので、購入時はこちらをチェックすると良いでしょう。

さて、肝心の勉強法ですが、私が行ったのは

「解説は一切読まず、練習問題を3周解き間違ったところをまとめる」

というものです。単純ですが自分が理解できていないポイントがわかりやすく、効率的に勉強できる方法ですのでオススメです。

3.どうやって勉強する?(後半)

 さて、実際に勉強を始めていきましょう。まず下準備として下記のようなExcelを準備します。

Excelの表に回答を入力していきます。まずは1周目のタブに入力していきましょう。

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その章の問題を回答し終えたら、巻末の回答を見ながら○×をつけていきます。採点する時は正答だったら1、間違っていたら2を入力していきます。

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すべて回答し終えたら回答欄を全て選択肢、ctrf + Fで置換を選択し、1を○に変換し変換数を正答数の欄に入力します。

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すると正答率が表示されます。一応もう1度置換して間違っていたところも2を×にしておきましょう。そして、下記のように選択肢と回答欄をコピーして比較表のタブに貼り付けます(値の貼り付けを選択しましょう)。これを1~7章まで繰り返します。

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2週目からは章が終わるごとに比較表を見ていきます。そうすると下記の画像のように連続して間違った問題が一目瞭然になります。

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実際に解いていただくとわかると思うのですが、面白いくらい1度間違った問題はもう1度まちがいます。これが自分が理解していないポイントです


調べ方:次は間違っていたところを調べて、まとめていきましょう。まず調べる時ですが、基本的にはkintoneを触ったり、ヘルプを見るのがいいでしょう。後述する理由(4章)もありますが、実際にkintoneを触りながらのほうが視覚的・身体的な学びで身につきやすい気がします。kintoneのヘルプはこちらから。ちなみにテキストの問題ではkintoneの管理者でないと調べられない問題があります。管理者でないとそもそも勉強できないじゃんという話がありますが、そういう場合は開発者ライセンスを取得するという抜け道があります(正しい使い方ではありませんので詳しくは書きません)。

まとめ方:次に調べたことをまとめていきます。これは手書きでノートにまとめる方法とPCなどを使ってまとめる方法があります。私はこまめに見直したかったのでパワーポイントにまとめて、PDF化しiPhoneに送って空いた時間にちらちら見ておりました。

手書きの方が頭に入りやすいというエビデンスもあるそうなので、こちらは好きな方法をとるといいでしょう。

ここまでの一連の流れを3週繰り返す(調べてまとめるのは2回)とだいたい全ての章で6割くらいの回答率を超えてくるのではないのでしょうか。私はこの時点で受験しました。

4.勉強するときの注意事項

 ちなみにこのkintone 認定資格を受ける時に1つ頭に入れておかないといけないことがあります。それはkintoneのアップデートが結構頻繁にあるということです。kintoneの機能や仕様は日々変わっていきます。そうなるとテストを受ける我々からするとこれはいつのkintoneを対象にした問題なの?となりますので、認定資格のHPにはテスト問題はいつのバージョンのkintoneを対象にしたものですと明記がされています。ここは受験前に必ずチェックしておきましょう。ちなみに現在は2019年6月1日時点のkintoneを対象に問題が作られているようです(2020年1月7日時点)。

このテキストを使って実際に勉強すると「え?これ間違ってるの…?でも実際のkintoneは動いてるじゃん…」みたいなことがあります。それは上記の理由によるものです。ちなみに現在私の手元にあるテキストでも今の現状とはかなり違ってきていますので注意が必要でしょう。じゃあどうやって当時のkintoneの情報を調べればいいの?となりますが、それはこちらのページでチェックができるので、不安になった時は確認するといいでしょう。


以上が私が試験に向けて行っていた勉強方法です。何か間違っているよ~というところがあれば教えてくださいませ。これから受験する方のお役に立てると嬉しいです。みなさんの合格を祈っております!

Twitterのフォローもよろしくです! Twitter:@hiroyukimaeda_3

※2023年6月9日 リンクが切れていたので更新しました。

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