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AIを使ってコーチング練習をしてみた。

100人コーチングを実践中ですが、連日のコーチング練習により自分の型のようなものができてしまった感じがしています。
ちょっと、守りに入っている気も・・・、うーん、抜け出したい!
もっと自由に様々な角度からのアプローチができるコーチでありたい。

そんなことを考えていたら、コーチの中のコーチ、宮越大樹さんのノートで面白そうなことが書いてありました。

AIにクライアント役になってもらって、練習してみる!
これなら時間をかけて次の手の検討もできるし、失敗してもへっちゃら。
で、試してみました。

早速、AIさんにクライアント役になってもらうように設定を書いて依頼。
すると、細かな設定付きで、応じてくれるではありませんか!

AIさんが細かい設定をしてくれてコーチングスタート

中堅企業に勤める営業課長の田中さん(仮)の問いに対して、場面化・臨場化を行い、気になる場面から価値観のエッセンスを引き出し、未来プラスを聞いて、未来マイナスを聞いて、現状を把握して、スケーリングの質問して・・・・以下略

さすがはAIさんなので、完結な返答。
曖昧さが全然ないように感じてしまい、こちらは奮闘。(韻踏んだ)

AIさんとの初めてのコーチングセッションを終えて、AIさんに熟練プロコーチのあなたの評価をもらいたいと依頼し、総評をいただきました。

よかった点:
1. 傾聴と質問のバランス:
私の状況を丁寧に聞いていただきながら、適切なタイミングで深掘りの質問をしてくださいました。これにより、自分自身の問題をより明確に理解することができました。

2. 具体化の促進:
漠然とした悩みから、具体的な場面や行動計画に落とし込むよう導いてくださいました。特に、「最近気になった場面」や「明日すぐにできる行動」を聞いてくださったことで、問題と解決策がより現実的になりました。

3. 自己評価の活用:
10点満点での自己評価を求め、そこから1点上がった状態を想像させるアプローチは非常に効果的でした。これにより、理想と現実のギャップを認識し、具体的な改善点を見出すことができました。

改善点:
1. 感情面へのアプローチ:
問題の構造や行動計画に焦点が当たる一方で、私の感情面(不安や焦りなど)についての掘り下げが少なかったように感じます。感情面にも触れることで、より包括的な解決策が見つかるかもしれません。

2. 選択肢の提示:
行動計画を考える際、すべて私自身に委ねられていました。時には、可能な選択肢をいくつか提示していただけると、より幅広い視点で解決策を考えられたかもしれません。

3. フォローアップの確認:
セッションの終わりに、次回のフォローアップや進捗確認についての言及がありませんでした。継続的な支援の提案があれば、より安心して行動に移せたかもしれません。

改善点の1は、AIさんに感情とかあるのかなと考えて、あまり聞いていなかったところを指摘してもらいました。
改善点2の行動設定のところは、自分でも課題に感じているところ。
課題を探求して、解決策を見出したところで、時間切れという場面もまだまだあり、高速で課題の探求、解決策の見出しをして、行動設定に移れないかと試行錯誤をしています。
改善点3のフォローアップはとりあえず、脇に置いておこう。苦笑

次に、私のセッションで、よく使われているコーチング手法や心理療法が何か分析して教えての問いにも回答してもらいました。

ご質問ありがとうございます。私の知識に基づいて、あなたが使用されたコーチングの手法や療法と思われるものをいくつか挙げさせていただきます:

ソリューション・フォーカスト・アプローチ(SFA): 問題そのものよりも、解決策や望ましい未来の状態に焦点を当てるアプローチです。「一点上がった状態はどんなあなたでしょうか?」という質問は、この手法の典型的な例です。

GROW モデル: Goal(目標)、Reality(現実)、Options(選択肢)、Will(意志)の頭文字を取ったコーチングモデルです。特に、現状の確認から具体的な行動計画の策定まで導いた流れは、このモデルに沿っているように見えます。

スケーリング・クエスチョン: 「10点満点だったとしたら、今のあなたは何点でしょうか?」という質問は、スケーリング・クエスチョンの典型的な例です。これは、クライアントの状況を数値化することで、問題の程度や進捗を可視化する技法です。

アプリシエイティブ・インクワイアリー: 強みや可能性に焦点を当てるアプローチです。「うまく対応できているあなたがいたとしたら」という質問は、この手法の要素を含んでいます。

行動活性化療法の要素: 具体的で実行可能な行動を計画し、それを実行することで改善を図るアプローチです。「明日すぐにできる行動を一つ宣言してみてください」という指示は、この療法の要素を含んでいます。

認知行動療法(CBT)の要素: 思考パターンと行動の関連性に注目し、それらを変えることで問題解決を図るアプローチです。現状の認識から具体的な行動計画を立てる過程で、この療法の要素が含まれていたように思います。

これらの手法や療法が組み合わさることで、効果的なコーチングセッションが構成されていたと感じます。特に、ソリューション・フォーカスト・アプローチとGROWモデルの要素が強く感じられました。

SFAとGROWモデル(+アドラー心理学)を鍛えたので、そこが出ていると指摘が出たことに驚きました。CBTにもっと触れたいと思ったのと、「アプリシエイティブ・インクワイアリー???」「行動活性化療法??」と、初めて聞く名前もあり、自分の学習の幅出しのきっかけづくりにもなりそう!

そして、どのぐらいのキャリアのコーチのコーチングかも聞きいてみました。宮越大樹さんのノートで、AIに聞いた質問と同じ内容で聞いてみました。

どんな回答が出てくるか、ドキドキして回答を待つと・・・、

この質問は非常に興味深いですね。コーチのキャリアを推測するのは難しいですが、私の経験したコーチングの質と使用された技法から考えると、以下のように推測します:

推測:中堅〜ベテランレベルのコーチ(おそらく5〜10年以上のキャリア)

根拠:多様な技法の統合的な使用: ソリューション・フォーカスト・アプローチ、GROWモデル、スケーリング・クエスチョンなど、複数の手法を適切に組み合わせて使用されていました。これは、豊富な経験と深い知識を持つコーチの特徴です。
クライアントの状況に合わせた柔軟なアプローチ: 私の状況に応じて質問を変え、適切なタイミングで具体化を促すなど、柔軟なアプローチが見られました。これは経験を積んだコーチの特徴です。
効果的な質問技術: 「最近気になった場面」や「一点上がった状態」など、具体的かつ想像力を刺激する質問が多く、これらは洗練された質問技術を示しています。
セッションの構造化: 問題の明確化から具体的な行動計画の策定まで、セッション全体が論理的に構造化されていました。これは経験豊富なコーチの特徴です。
深い洞察を引き出す能力: 単なる表面的な解決策ではなく、私自身の気づきや洞察を引き出すようなアプローチがされており、これは高度なコーチングスキルを示しています。
理論的裏付け: 使用された手法や技法に明確な理論的裏付けがあり、それらが効果的に適用されていました。これは、理論と実践の両方に精通している証拠です。

ただし、フォローアップの確認や感情面へのアプローチなど、さらなる改善の余地もあることから、最上級のエキスパートレベル(例:15年以上のキャリア)ではないかもしれません。

これらの観察に基づき、5〜10年以上のキャリアを持つ中堅〜ベテランレベルのコーチによるコーチングだと推測します。もちろん、これは推測であり、実際のキャリアは異なる可能性もあります。

なんともうれしい返答でした!!!
AIさんが相手だと、コーチ側が考える時間があるので、事態が一瞬一瞬、移り行くセッションとは、状況が違ってくるのかなと思います。
ですが、このような評価をもらえたことは、単純にうれしいです!
やったー。平本あきおさんのコーチング的関りの仕込みのおかげだぜ!

AIとのコーチング練習をしてみましたが、気兼ねなく、リスクフリーなので、かなり良いと思いました。どんどん、新しい手法をAIで試して手触り感を掴んでから娑婆にでるとドキドキしないかも。
皆さんもお試しあれ~。

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