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ニュースレター #27

こんにちは、深澤です。

Nurse and Craftを応援してくださる皆さんに向けて、毎月定期的に送るニュースレターです。

主な動き

  • 1月19日:拓殖大学からお客様がご来社。弊社のこれまでの活動や今後の目指す世界をご紹介させていただきました。地域創生は大きなテーマではありますが、その裏側にある現実についても共有させていただきました。

  • 1月23日:オールファーマシーツアーに参加し、マイライフ株式会社の糸賀社長の講演を拝聴しました!場所はオール薬局が運営する「オールファーマシータウン」で、ここはタニタカフェとのコラボでも有名です。共感と感動が溢れる講演でした!

今月は写真が撮れませんでしたので、代わりにこちらの記事をご紹介させていただきます!弊社高齢者向けヘルスケアサービス「STARTWELL」について掲載させていただきました!

所感

「逼迫」とは、極端に不足することや余裕がほとんどない状況になることで、行き詰まりかけている様子を意味する表現です。つまり、危機が間近に迫っているということです。弊社は呉市に所属する安芸灘諸島に位置し、ここでは約5千人が住んでいます。しかしながら、呉市全体だと約20万人の人口があり、そこそこ大きな都市となります。これぐらいの規模にもなると地域ごとの事情は大小様々ですが、私たちが活動する島嶼部は確実に逼迫しています。

ここで言う逼迫とは、医療・介護保険制度に基づいたサービスの提供がむずかしい状況に追い込まれているということです。その苦しい状況を市に対してSOSを何度か出してきましたが、具体的な対策を講じてくれません。なぜこうなってしまうかと考えると、市にとって全体から見ると島嶼部の問題は小さな問題の一つであり、解決するために労力をかけるほどではないと考えられてしまうのかもしれません。島嶼部にとっては逼迫した問題でも、市全体にとっては逼迫していないことになってしまうのだと思います。

このようなことは同規模くらいの他の市町村においても見て取れました。とある事情からその市の山間部の医療介護の問題を調べたく、役所に相談したのですが、届いた回答は”問題はない”ということでした。私は過去にその市で暮らし、そこで介護サービスを届けていたからよくわかるのですが、問題がないわけないのです。少子高齢化など問題が悪化していく最中、その当時から状況が良くなるわけがなく、ただ問題に目を向けようとしないだけなのです。

一方で、小さな市町村と対話する機会が増えてきているのですが、そのようなところは地域全体が逼迫していることから、問題を自分事として認識できています。故に、問題を正面から受け止め、解決のために真剣に動いています。今やらなければまちの未来が危ういからで先延ばしはできません。問題から目を背け、事なかれ主義でいられる時間はそう多くはありません。「あの時から対策をしていれば…」では遅く、時間が残されているうちに、立ち向かう勇気を持っていただきたいと強く願うばかりです。

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