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ニュースレター #18

こんにちは、深澤です。

Nurse and Craftを応援してくださる皆さんに向けて、毎月定期的に送るニュースレターです。

主な動き

  • 4月5日:株式会社キャピタルメディカ・ベンチャーズとおうちの診療所が主催する「Knot program2023」に弊社が採択されました!ヘルスケア領域における課題解決を行い、6ヶ月間のプログラムを経て、11月に開催される「Healthcare Venture Knot 2023」で最終成果を発表します!

  • 4月19日:ANAクラウンプラザホテル広島で行われた「広島イノベーションベース発足式&パーティー」に行ってきました!がっ!花粉症と風邪のダブルパンチで体調がすこぶる悪く早々に退席させていただきました…

  • 4月24日:ツーリズム事業部で企画された「とびしまナースリトリートモニターツアー」が催行されました!“ナース”とあるように看護師さんのために企画されたツアーなのですが、お客様は延泊も希望され、非常に満足していただけたのではないかと思います。その裏にはスタッフの努力があるのですが、見事にやり抜いてくれたことに感服いたしました。

  • 4月26日:弊社スタッフが毎年開催している地域への活動報告会「とびしまの医療・介護を考える」がありました!とびしま地域の医療介護関係者や市役所職員の方、住民の方など総勢30名程度の皆さんにお集まりいただき、今回は「看取り」についてディスカッションなどをさせていただきました。

今回の会場は安芸灘交流館の2階
住民の皆さんとも一緒に議論できたグループワークでした
様々な職種の方々にご参加いただきました

所感

前述の通り、今月は活動報告会「とびしまの医療・介護を考える」が開催され、現地だけではなくオンラインからもたくさんの方々にご参加いただきましたが、ケアマネージャーや医師、市職員、住民などの立場を超えて、この地域のより良い未来をつくるために話し合うことができたことに大変に感謝しております。コツコツと実績を積み重ねてくれるスタッフにも本当に頭が下がります。地域で活動していると色々と大変なことも起こりますが、そんなときも彼らが地域に対して真摯に向き合ってきた結果であり、簡単にできるようなものではないと改めて感じざるを得ません。

さて、日々活躍をしてくれているそんな弊社スタッフでありますが、彼らも人間なので当然苦手なこともあります。今回はそこについて少し触れたいと思います。これはよく耳にする話で弊社のことだけではないことだけは予めお伝えしておきますが、多くの看護師やセラピストなどが働いている病院という環境が、一般的な企業経営とはかけ離れた特殊な場所であることから、その枠から抜け出した際に企業人・社会人としての意識の希薄さが目立ってしまうことがあります。弊社は訪問看護サービスだけを提供しているのではなく、複数の事業を持っているのでより一般的な企業経営に近いと言えます。

何が問題かというと、医療従事者である彼らは専門職であるがゆえに、経費管理や税務処理、人事管理など基本業務に触れる機会がなく、これらの業務量について推し量ることができません。基本的に営業に出かけたり、営業されることもないため、企業間における接し方を学ぶ機会が少ないです。そうなると必然的に売上やコストなどの数字についても感覚が弱く、会社へのコミットメントが薄くなってしまいます。病院などであろうとも経営をしなくてはならず、そのための知識を持っていないことは社会人としての力量に乏しくなってしまいます。

私はそこに勿体なさを強く感じているのです。患者さんのため利用者さんのためにと、無料あるいは安くなどと経営感覚がなく何かしてあげたいと理想を求めても、現実的に売上をつくり利益がなければ会社は倒産してしまいます。会社が倒産してしまえば地域から医療資源や雇用などが失われることになるのですから、善意でやったことがみんなの損失になってしまうことを想像できなければなりません。場当たり的な善意はみんなを不幸にしてしまうのです。

ですから、弊社では看護師やセラピストなどの専門職であろうとも企業人・社会人としての知識や経験が身につけられるように職場環境を整備しています。起業にチャレンジしてもいいですし、どこかでアルバイトだってしていいのです。確定申告を自分で行うことで税金の仕組みもわかります。今まで見られなかった現実を積極的に知ることで、現実と理想のギャップを埋めていく建設的な考え方に着地できるようになってほしく、自身の成長を望み、会社のビジョンを叶えるために仕事にチャレンジしてほしいと強く願っています。

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