マリアナ邂逅

毎日ボクらは鉄板の上で焼かれ焼かれてヤんなっちゃうYO!
HOO!
君の純情!
ボクの劣情!
二人の陳情! オダギリジョー♪

詩人になるのを諦めて、ラッパーを目指し始めたタナカです。
だって、新宿で「私の詩集」売ったら2冊しか売れないしさ。
在庫の19,998部どうしろってんだよ!

だから、これからはラップだと思うのよ。
ラップを切らしてたから、アルミホイルで代用してチンしたら中で火花が!
バチバチッて!
ママ! 恐いよっ!!

さて。
今日は月に七回の「ひきこもりデー」。
ま。
つまり休みは、いつも引き篭もってるって事なんですけどね。
だってさ、外を歩いてるとワンフー(ファン)がうるさいんだもん。
頭ん中の「俺ラジオ」で話し掛けてくるの。
電波じゃないのよ! 電波じゃないの!!
で。
せっかくの休みにかえって疲れる結果になりかねないし。
だから今日も、家でズーッとエロ動画を収集してる訳ですよ。
大人の嗜み。

そりゃあ俺だってね。
トントントン…。(<万能ねぎを刻む音)
ん?ふあぁ~。
「あ、ゴメ~ン。起こしちゃったかな?」
いや、そろそろ起きなきゃいけない時間だからいいよ。

「お味噌汁は白味噌でいいんだよね?もうじき朝ご飯ができるよう」
あ゙~?俺は朝ご飯は食べない主義なんだけどなぁ。
「こぉらっ!ダメだぞ!!朝ご飯を食べないと午前中に脳みそが働かないんだから、しっかり食べないと!」
へぇ。結構、物知りなのな。

「てへへ、昨日見たテレビの受け売りだったりするんだけどね」
「みの」か! 「みの」なのか? 俺が「みの」を大キライだと知っての狼藉か!?
「そ…そんな怒る事ないじゃない」
えぇいっ!みの信者にはくすぐり攻撃の刑だっ!!
「ちょちょちょっとぉ、火を使ってるんだからやめてってば!」
いーや、そのような申し開き、罷り通ると思うな!こうしてくれるわ~!!
「あ~ん、卵焼きがぁ!」

<15分後>

「んもう!ヒロユが邪魔するから卵焼きが焦げちゃったじゃないのよぅ」
んにゃ。コレはコレで、んまいぞ(むぐむぐ)。
「許さないんだからね。それに卵焼きで誉められても嬉しくありません☆」(まんざらでもない表情で)

こんなシチュエーションに憧れない訳じゃないよ?

だからね。
まず、このシチュエーションを実現する為の第一歩として、炊飯ジャーを買おうと思うのです。
実に前向きな俺。

――5mm前進しました(全行程42.195Km)。

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