病院グマイウェイ

明日は健康診断です。
早起きして、病院に行かねばならんのですがね。
「前日の二一時から、酒も煙草も食事も禁止」と知ったのは、二一時を過ぎてからでした。
今日、胃に入れたのは缶コーヒー二本のみです。
どうも。
断食僧も真っ青なキタナカです。
ラマダン三級です。

そんなこんなで、今日も販促会議。
今日の話題は「病院で…」でした。
「心電図の吸盤チックなモノを取られる時に、つい目を瞑ってしまうのはM男の性(さが)」とか。
「思春期に、座薬を看護婦に入れられたのが未だトラウマ」とか。
随分と盛り上がっていたので、俺もなんか言わな! と思いまして。
「肛門周辺の毛を若い女性看護師に剃られた時は、『これで羞恥は極めた!』と思いましたね」と発言しました。
勢いよく立ち上がった勢いで、椅子が後ろに「ガタンッ!」って倒れることも辞さない勢いで――。

し~ん…。

あれ? 俺、そんなヒドい事言いました?
「いや、それは…」
「だぁって…なぁ……」

どうやら、俺はこの業界でも珍しい羞恥プレイマニアみたいです。
いやぁん。

因みに。問診は、濃い口紅のキツい感じの眼鏡女医さんだそうです。
「ちょっと! こんな所を大きくしてどういうつもり?」とか言われたい。
右手指で、耳にかかる髪を押さえながら、前傾姿勢で怒って欲しい。
「貴方は人間のクズよ!」なんて言われたらキタナカさん、敬礼しながら「自分は先生の犬であります!」なんて言ってしまう可能性大です。

その前にですね。
こんな空腹で。
酒も禁じられて。
今晩早寝が出来るのかが甚だ疑問なのです。

で、翌日。
昨日も述べた通り。二四時間以上、固形物を食べてません。
腹へった…。
そこは「よかった探し」の天才と謳われた俺の事ですから、逆転の発想をする訳です。
食べ物を想像して、むしろ「空腹感を満喫してみよう」と思ったのです。
そしたら、最初に思い浮かんだのが砂肝でした…。
しかも、アスベルがモリモリ食いながら「味はともかく長靴一杯食べられたらと思うよ」とか言ってる。
そもそも俺は、そこまで砂肝は好きではない。
潜在的に性的欲求不満でしょうな、きっと。
「砂肝は、男性器の象徴!」(フロイト)
うん、そうに違いない。
どうも。
白昼夢判断の第一人者、キタナカです。
「砂肝!」
「またそれかい!!」
ビシッ!(ツッコミ音)

腹減り紛れに朝から日記を書いてみたりしましたが、やっと新宿。
そして、実はバリウム初体験まで秒読み段階です。
きっと。
「ちゃんと全部飲むんだ! 一滴でもこぼしたらオシオキだぞ!」
うぅ、白くてドロッとして飲みにくいよう。
とかそういう展開ですか?
ちょっとドキドキ☆

――悪い意味でね。

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