勘違いファーラウェイ

以前。通りかかった古い履物屋さんに置いてある段ボールに「ファッションヘルスサンダル」と書いてありました。
名付け親は「天然」なのか「狙い系」なのか?
すごく気になります。
どうも、キタナカです。

まだまだ仕事では半人前な俺ですが、最近分かってきた事があります。
この世界「入ったら結婚できないけど、結婚してから入ったら相手を蔑ろにせざるを得ない」という事。
自分に関しては「まーしゃーないわ」で済みますが、周りの人を見てると「むむぅ」ですねぇ。
同期の制作で入った青年は「休みが不定期なんで、付き合ってる彼女とギスギスしてる」と言ってました。まぁ、彼女と仕事とどっちを取るかって感じですかねぇ? とかお茶を濁しといたら――。
近々、退社するみたいです。
ま。
「それもまた道」ですよな。

またある時。
いつも俺が上がる時間(それでも日付が変わってから)に残ってる先輩が、「今日は上がるわ」なんて二十二時くらいに言いました。
「お疲れ様です。たまには早く帰って、奥さんを喜ばせてあげてください」と私は答えました。
「いや、倒れちゃったから看病しないといけないから上がるんだ」との事。
多分。貴方がこの会社を辞めれば、奥さんの体調は良くなると思う……。

そんなこんなで、しょんぼりするような情報ばかりのキタナカさんだった訳です。

少し感傷的になっているところに、上司が大声を上げました。
「おー!」
何ですか! いきなり大声を上げて!
「いや、ネット通販でな。熟女人妻モノが売れたんだよ!」
それのどこが「おー!」なんですか?
「買ったのが、八二歳のおじいちゃんなんだよ」
おー!
少しだけ救われたような気分になって、そのお爺ちゃんに感謝しました。

――世の中捨てたもんでも、ないらしい。

タメになるコトは書けていませんが、サポートいただけたら励みになります。よろしくお願い申し上げます。