久々だと恥ずかしい(だが、それがイイ!)

「右手が恋人」という表現は、慣用的に使用されますけど。
俺に言わせれば、むしろ恋人は頭の中に住んでいる訳で。
今日はあんな娘、今日はこんな娘、と花から花へと舞う蝶のような状態でして(美しすぎると評判です)。
そんな幸せっぽくて不幸な人生を送っている俺、ことキタナカな訳です。

最近は、公私の「公」の方が無法地帯ですので「私」では専ら「癒し系」な事をモヤモヤと考えているわけです。
「膝枕で耳掻き」とかさ。
「彼女と終日、のほほんと借りてきたビデオを見ながら過ごす」とか。
憧れないか! そういうの?
俺だけなのか?

つまりこういう事なのですよ。

「なんかさ。転職したら、キタナカって元気になったよね」
そっか? 自分的には無職の期間が長かったから、自覚はないな。
「ん~ん。無職の頃と比べても元気だよ」
毎日忙しくて、ゆっくり考えてる暇もないなぁ。

「ふふ。それが『充実してる』って事なんじゃないかな?あ。今、私いい事言ったっぽい?」
いや、別に。
「ヒド~い」

それはともかくだな。
「『ともかく』で流すなぁ!」
いつもありがとう、そしてスマン…。
「え?」
いや、仕事がない時期も迷惑かけたしさ。
見つかったら見つかったで忙しくて、たまの日曜もこうやってダラダラしてるしさ。
「どうしたのキタナカ……。熱でもあるの?」
あのなぁ…。
「ま、しょうがないよ、今日は雨だしさ。それにホラ、こうやって一緒に居られれば私…」
おー。今度こそ、いい事言ったね。よく恥ずかしくないな、お前。
「うぅ。今日のキタナカってば、いぢわるだよう」
うそうそ。俺もこうして、2人でバカ話をしてる時が好きだよ。
「ん。」

なんか急な話で恐縮なんだけどさ。
「?」
俺、なんだか「ソの気になってきてしまった」んですケド…。
「えぇ!?」
いや悪い今のなしっ!そういう話の流れじゃなかったなウン!!
「い…いいよ」

……。
「実は、私も……」
……。
「……んっ☆」

――こういうのがいいんだよ! でも、チューまでなっ!

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