【画像追加】忘却インターバル

部屋を整理したら原画が出てきたので、再アップ。

前回のあらすじ
〆切り前日、素材はマジックで描いた落書きのみ。

机の上に乗せられた、マジックで描かれたパンダとツインテールの女の子。
パソコンで資料を作りながら、憂鬱な気分になる。

※元祖の原画は無くなってました……。これは違う設定画ですが、本文の最後に「ハリーさんがリライトしてチラシ」になった、この原画のチラシ画像も追加しますね。

そんな俺を見咎めた先輩。
「なんだキタナカ。お？　ラムちゃんか、上手いな」
あ、いえ違います。POPの説明書用に描いたんすけどね…。
「へぇ。おーい皆見てみ～」
あ、別にそんな…。
「へぇ、あさり先生入ってますねぇ」
あ、あなたはハリーさん。

「あれ？　〆切って明日だっけ？」
あ、DTP班の長であるところのキング先輩。
「随分と説明的だな。っつか牧師みたいだから、その呼び方やめ！」
実はかくかくしかじか…。
「なるほど。で、作り方はどうする？」
画像をパソコンに入れてあるので、それをトレースするつもりでした。

「ハリー！」
「はい！」
「今日の予定は？」
「大丈夫です」
「うん。じゃ、キタナカさんはハリーのフォルダにDATAを移して。ハリーはPOPのトレースから始めて！」
「はい！　分かりました！」
え？　え？　でも、ここまで遅くなったのは俺のせいですから…、自分でやりますよ。
「ここまで作ってもらえればOKだよ。印刷物をキッチリ仕上げるのは俺たちの仕事だから」
「そうですよ、後は任せてください」
キング先輩、ハリーさん…。本当は忙しいの知ってます。ありがとう。
ほろりん。

そんなこんなで、DTP班の力を借りて無事原稿は完成しました。
ありがとう、みんな！
意気揚揚と役員室へ。

「DM箱POPの作り方」完成しました。
「おぉそうか、どれどれ。あのさ…この『パンダ店長』ってのはなんだ？」
店長です。
「この『**（メーカー名）ちゃん』ってのは？」
萌えキャラです。
「名前が「メーカー名そのまま」ってのは、どうかと思うぞ。っつーか『萌えキャラ』って何だよ！」
趣味ですから。
「…そうか。でもな、最後のパンダ店長の台詞」
？
「自分でデザインしたPOPを『うわ～、使わなさそ～』ってのはどうかと思うぞ？」

十分ほど、こってりと説教されました。
うーん、そんなこと書いた覚えはなかったのですが…。
きっと疲れてたんだなぁ、俺。

――ところで、先輩。ラムちゃんはツインテールではありません…。

そして、上の設定画から出来たチラシ（の一部）が、この画像です。