ヴァルハラ巡業、ラグナロク公演

「血液型O型の方はいらっしゃいませんか? 一刻を争う状況です!」
先生、俺の血を使って下さい! それで奴の命が助かるなら!
「いや、君の血はいいや。なんか尿酸値高いしね」
どうも。
どうやら俺には穢れたマグルの血が流れているようです。
キタナカです。

会社の新年会はいつなんだろう。
来るなら、幹事さんに打診してみますが?
私信。
かぶれ。
ジンマシン。

「ねぇキタナカ」
ん?
「いつになったら、日記で私の存在を公(おおやけ)にしてくれるの?」
あのなぁ。俺は「ヲタロンリー」キャラで通ってるんだからさ。
「誰に対して?」
いやあのその…。全世界に対して、かな?

「ふ~ん。本当は、あわよくば本当に憐れに思ったギャルが現れたりしないかな? とか思ってるんじゃないの?」
うわー信用ないのな、俺。
「あのねぇ。『おっぱい一杯いい匂~い☆』とか日記に書いてる人の何を信用しろってのよ?」

おまいなぁ。日記ってのはファンタジーなんだよ? ニーチェもそう言ってたし。
「こないだはサルトルって言ってた、その詭弁。あと、日記はファンタジーじゃな~い!」
う…。

「とにかく! 私と日記とどっちを取るの?」
バカだな。お前が大事に決まってるだろ?ん?(顔を覗き込む)
「…ばかぁ」(肩に頭をちょこんともたせ掛けながら、呟く)
なんだよ、泣いてるのか? どっか痛いのか?
「んーん、別に…。もうちょっと、こうしてていい?」

いや。
「?」
そろそろ日記の更新をしたいから、どいて欲しいのだが…。
「!」

あり? なんで拳を握ってブルブル震えてるのかにゃ? 泣いてゆ?
「この…」

「こンのトーヘンボクがぁぁ!」

バキィィッ!(丸太を薙ぎ倒す威力の平手打ちが炸裂)

…。
……なんて寸劇を、一人で熊のぬいぐるみ相手に部屋でやってます。
プリティ?
ギリギリ?
もうダメ?

――ダメです(真顔)。

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