人生は大車輪

「新人さん、いらっしゃ～い！」（桂三枝師匠）
という訳で、俺の部署に新人が配属されました。
だいぶ年上ですが。
前職がマーケティング畑バリバリの人ですが。
配属初日に「目標未達のスパイラルに陥らない為にはですね！　プレゼンですよ！」とか力説する人ですが。

定時（二〇時）直前に聞かれました。
「何かやる事ありますか？　なければ定時で失礼したいと思いますが」
やる事はあるけど、新人さんだと三時間以上かかる（と思われる）作業。
「いいですよ、お帰りいただいて」なんて答えちゃう三二歳。童貞。
はい、この仕事が終わったら自分でやります…。
どうも、キタナカです。
「あわわ！　女の人ってこんなんなっちゃってるんだぁ！？」

少し。
ほんの少しだけ、仕事で調子に乗れてきました。
エロキャッチがルーティンワークでこなせるようになってきたのは、少し寂しいけどね。
その余裕を、周りの関係作りや新しい事を考える方に回せるようになってきました。

まだまだ、先輩みたく全体のコスト試算から計算してプレゼンしていくような事は出来ない半人前だけど。
少し掴めた感じがします。

前の会社で、社是ならぬ「俺是」としていた言葉があります。
「客を巻き込め！」。
実は、どこぞの大企業の会長が似た事を言ったらしいですが、知った事じゃありません。

自分が楽しく仕事をしたければ「周りを巻き込む」しかないんです。
同僚と、共通の「仮想敵」を作るもよし。
「一丸となる」を地で行ってもよし。
とにかく巻き込む。

最初は頑張るポーズだけでもいい。
気付けば、周りが俺に乗せられて全力疾走してて、結局自分も全力疾走してる。
そんな状況。
それが理想。
分かるかなぁ？
それとも、こんな考え方をするのは俺だけ！？

いや。
「調子に乗るな！」と言われるのは覚悟の上。
調子に乗って行きたいのです！
ますます出会いとは縁遠くなりますが。
これでいいんですってば！
うわぁぁん！

――本当にいいんだな？