「ハッピーエンドの作り方」の作り方

「はあ。退屈だから、『芥川賞』でも取ってくるかあ?」(「或ル日ノきたなか氏ノ箴言」より――)
ま、俺の世界観なんて価値が無いんだろうけど、念のため有料にしました。
一応、物語の骨子を書いてしまっていますからね。
最後ギリギリまで残すので、そこまで読んでくださいな。

さて。
「なぜ。キタナカは突然、ラノベチックな文章を書き始めたんだろう?」
定期的に読まれている方(がいるかどうかは分からないが)は疑問に思われたことだろう。

これには一応、理由がある。
「俺は、死ぬ前に足掻く義務がある!」と思ったからだ。
俺の文章に、商業的価値は無い。
理由は――。同じことしか書いていないし、文才に乏しいからだ。
「いやいや。面白いよ」って言われたって、自分が「コレだ!」って思った記事は評価されていないのが現状だ。
美しく修飾した記事には、「スキ」が付く。

「暇つぶし」に、手慰みで書いた文章が共感されたりもする。
そもそも。
俺の人生は、「#才能の無駄遣い」とかのハッシュタグが付いてるんだろうな? って思う。
神様が、そうお決めになったのだ。
南無八幡大菩薩、喝ーっ! いや、それ仏教。

最初に考えたのは、「ネットなんでも屋」だった。
文章に投げ銭してもらうより、肉体を使う方が健全だ。
「2000円で、一時間ずっと愚痴を聞き続けてあげる」
「1500円で、一五分ずっと謝りながら土下座する」
「1000円で、バター犬になる」
「700円で、優しい言葉を掛けてあげる」
「500円で、一緒に悲しむ」
「300円で、頭を五分間撫で続ける」(優しい言葉も必要なら合計1000円)
「100円で、罵倒の言葉を浴びせる」
「50円で、肩こりで困ってる女子高生の巨乳を持ってあげる(紳士!)」

値付けは時価であり、俺がする。
顧客側に文句があれば、受けないだけだ。
日本中を探せば、100円で「『天才』から罵倒されたい」奴もいるだろう。
俺のあらゆる語彙を使って、顧客を全否定する。
「お前はゴキブリ以下ね!」なんてSM女王様みたいなのは期待するな。
本当に絶望に叩き落すレベルの罵詈雑言を、精一杯提供するのが俺の仕事。まあ?
特に「肩こり」は深刻だし、女子高生だからな。
お安めに設定した。
「チンコ舐めろ」とかだったら、50000円以上は欲しいところだ(もちろん、ゴム必須)。
「天才」にチンコ舐めさせるなんて、そうそう無い機会だからね。
あと、男の依頼は都内限定だ。

交通費は、オートバイで移動するから実費で払ってくれればいい。
出張先は、オートバイのみで移動できる範囲のみ。
沖縄は無理。船に乗れない。
色々考えてみたが、北海道までオートバイで行ってフェイク依頼だったら死んでしまう。
足が出過ぎる。
それまで「100回もの間、巨乳女子高生の乳を支え続け」ても、一発で死へのカウントダウンメーターが加速する。

もし、フェイク依頼だった場合――。
意地でも依頼者を特定して、部屋の前で餓死してやる。
「『死ぬ前に足掻く』ためなら、命だって惜しくない!」
「いやいや。生き汚くなる為に、死んでちゃ意味ないだろう」と気付いた。
素晴らしき哉、俺!

そんで考えた。
「俺の持ち味って、なんだろう?」
コレが、何もない。
ビックリするほど、何もない。
「真面目な文章」を書いた翌日には、「ウンコチンコ~、ぎゃはは!」って小学生みたいなことを書いている。
下の口の乾かぬうちに、書いている。
※これは。学生時代に、真面目な女性が本当に間違えて口に出してしまった台詞だ。「あっ!」って言って真っ赤になった彼女を思い出して、当時はオカズにした。今でも俺の「素敵誤植」のTOP5に入る素晴らしい言葉だ(正確には「舌の根の乾かぬうち」ですね☆)
これは遺憾! と思ったり思わなかったりした訳だけど、そもそもココは俺だけのワンダーランドなんだから気にすることないよな? と思い直した。

で、だ。
正攻法で、お金を稼ぐ方法を考えてみたんだよ。俺なりにね。

・会社員に、戻れる気がしない(というか、オートバイじゃないと外に出られない
・「妄想力特化型」であることは事実
・だが。小説を書くには、俺の脳は小さすぎる(クルミ大)
※「謙遜」ではない。俺の妄想力は「天才」レベルではあるが、細かい情報が多過ぎて「六畳一間」くらいの世界観しか持てないのだ
・「会話(を文字にする)スキル」は低くは無いと思う、多分……
・会話スキルを活かせる職業「漫画家」。絵心なさすぎ
・同「漫談師」。「基本的にガウガウ(狂犬)スタイル」なのでNG
・(ガウガウ的な意味で)同「パンクバンド」。何を今さら――

出た結論は、「ハッピーエンドの作り方」これね。
「メタ視点箱庭系異世界ライトノベル」。
実は。
この「ハッピーエンドの作り方」に関しては、設定は既に作ってある。
本当は真面目な小説を書きたいんだけど、「世界」が作れない上に「会話大好き」ときている。
これだと、大衆小説の最先端である「ライトノベル」くらいしか、思い付かなかった。
いや、決して「ライトノベルを貶(けな)して」いる訳ではない。
「漫画」や「アニメ」好きの俺と、フィットした表現形態じゃないか? と思っただけだ。
幸い。家人の友人に「文章が綺麗」な結構著名なラノベ作家がいて、私も元気な頃に何度か彼と遊びに行ったりしていたこともある。
彼から贈呈された著書を、参考書にすることにした。

漫画「映像研には手を出すな」の浅草氏のような才能を持ち合わせていない自分が残念でならない。
恐らく「A国とB国の戦争」のストーリーとか書こうとすると、両国の政治経済事情とかの設定だけで一冊の本になるレベルになって頭がパンクする。
実際に――。
書き始めて20000文字くらいは書いたんだけど、文体が安定しない。
キャラクターたちも、俺の脳内で窮屈そうにしている。

じゃ、ちょっと「note」で模索してみるか? と思い、記事を上げ始めた。
存外に難しい。
「0-4_a」と「0-4_b」を読み比べてみると分かるように、感情移入するキャラクターが変わると、「喜劇」が「悲劇」に変わったりする。
自分でもビックリした。
しばらくは、脳内で彼らが動くようにリハビリをする傍ら、文体を探っていこうと思う。

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