ミステリアス長ドスとF好き
や…やめてぇ! これ以上はボク、おかひくなっちゃうぅぅ!
「随分な口を利くじゃねぇか? 本当は、これが欲しいんだろ?」
【30分後】
っっきゅぅぅん! 凄いぃきぼちぃぃぃ! あは? えへへへへ…。
「ちっ!壊れちまったみたいだなキタナカの野郎」
どうも。
当代随一の「媚薬で狂わされた姿が似合う日本男児」にして「ボクっ子」なキタナカです。
鼻水やらヨダレやら、だだ流れですから。
「おいは! おいどんは、アヘ顔ですば~い!」(アヘ顔Wピース)
ミステリ小説「ぬばたまの家」
【あらすじ】
名探偵キタナカは、村に呼ばれた。
なぜだかは不明。
んで、なんか人が死んだ。
みんな怪しい。
村人にガン無視されて「むむぅ」。
被害者の長女である悠美さん(美人)だけは、キタナカに優しかった――。
「キタナカさん、本当に申し訳ございません。この村は、他所(よそ)から来た人に対して冷たくて…」
よし! 分かった!
「は? 何を仰ってるんですの?」
犯人は貴女だ、悠美さん!
「えぇ早っ! というか、なぜ私が父を殺さなければいけませんの?」
貴女は幼少の頃から病弱で、学校に行っていない時期がある…。ですよね?
「なぜそれを?」
なぁに簡単な推理ですよ。
どうしても繋がらなかった絡んだ糸を繋ぐ、パズルのピースがそれだっただけです。
「???」
妹さん、綾ちゃん…でしたっけ?
彼女は、貴女の妹ではない。おっと、妹であることには間違いは無いか…。綾ちゃんは、貴女と父親の間に生まれた…そう! 貴方の娘だ!
(ジャジャーン!)
「あぁっ!」
貴女は中学生時代から、父親に性的な虐待を受けていた。
さぞかし、憎かったことでしょう。
そんな、ある日。
貴女は、父親との子供を身篭ったことを知る。
呪わしく穢らわしい血が、自分の胎内に結実することは耐え難い屈辱だったでしょう…。
だが、もう一つの事実にも気付いた。
『この呪われた血脈を断つチャンスが訪れた』と。
堕胎できない時期まで、貴女は妊娠していることを父に隠した。
そう、それが綾ちゃん。そうですね?
その出産の期間、世間体もあったのでしょう。
貴女は身体を壊していたことにして、世の中の目から隠れる必要があった。
「でも、父は密室で死んでいた! キタナカさんもハッキリと認めていたじゃないですか?」
認めましょう。
複数犯の可能性は考えていました。
しかし、「八歳の子供が密室を作り出した」という発想に至らなかった…。
「!!」
貴女と綾ちゃんが、父親を殺す訳がない。
その前提さえ崩れてしまえば、密室でも何でも無かった訳です。
「…おっしゃる通りですわ、キタナカさん。観念いたします」
だが。
私にも、一つだけ分からないことがある。
せめて、それを教えてはいただけませんか? 悠美さん――。
「えぇ。すべて、お話し申し上げますわ。なんでしょう?」
お父さんに…さ。
「?」
エッチなことされて、どんな気分だったの? でへへっへぇ。
「げ…下衆!」
ちぇー、じゃあいいよ。ふーんだ。
「気を取り直して。よくぞ、そこまで。流石は名探偵キタナカさんですわ」
えへんぷい☆
「一体…どうやって、そこまで情報を得られたんですの?」
んとね。綾ちゃんに教えてもらった。
「へ?」
縛り上げて身体中にムカデ這わせたら、あっさり教えてくれたよ?
「超ウルトラギガントスペシャル下衆野郎!」
最高の褒め言葉だよ、くくくっ。警察に捕まる前にさ。でへへ、おっぱい揉ませろ~。
【「鬼畜探偵キタナカ」完】
――病んでるなあ。
タメになるコトは書けていませんが、サポートいただけたら励みになります。よろしくお願い申し上げます。