打ちひしがれて、立ち上がれ

いい漫画を一気に読むのは、恐ろしいまでのカタルシスだ。
中学時代は、親に漫画を禁じられ。
高校時代は、ジュニア小説にのめり込み。
大学入学を機に「自由にやらせてもらうぜ」と親に宣言して、漫画研究会に入会。
貪るように漫画を読んだ。
「JOJO」第一部から第三部を一気に読んだ時の興奮は今でも忘れられない。

今日はココまでにしとこう。
そうしないと俺は、興奮でどうにかなってしまう。
そんな至福の日々を送れて嬉しかった。

当時、同じサークルの女性が「あしたのジョー」を最後まで一気に読んでいるのを羨望の眼差しで見ていた。
「あのねあのね。力石ってスッゴイかっこいいよねー」なんて無邪気に話していた翌日に、「力石、死んじゃった～」と悲しそうに言う彼女が猛烈に羨ましかった。
無知は罪ではない。
無知は無限の可能性である。

このキタナカさん、「漫画ソムリエ」の異名を持っているのです。
知っている人に、好きな漫画を二、三タイトル教えてもらえれば、「それなら、これも面白いはずです」って言えるのです。
まあ、知らない人だと外す可能性も高いですけどね……。
どう？　俺に惚れちゃいそう？