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長年の懸案を片付ける。

いつぞやの12球団対抗少年野球大会で「えげつない」試合をした並び、
竜に鷹と鷲、大人の交流戦で見てみると順位の並びが良いからか
バンテリンドーム開催では隣り合った試合間隔になっている。

それを見て名古屋に行ってみたい、大須観音の異国料理やバソコン・
携帯ショップを巡ってみたいやねと考えたが、新しい冒険の準備を
するために一度は計画を諦めた。

で、新しい冒険も一段落ついて、なんか行きたいよね、という欲が
もたげてくると試合のチケット、往復の交通手段、そして休暇の手配を
済ませて、現金の用意が心もとないけれど、出発当日を迎えた。

まずは新門司からの船に乗るために小倉へたどり着いたけれど、
バレーボールの国際試合が駅チカの総合展示場であって、
それを見に行く人達で御飯食べるところは何処も一杯、
自分も少し待ってコメダ珈琲でカツカレーサンドを食べてから
連絡バスに乗り、船に乗って、お風呂に入るといつの間にか眠くなって、
気がつくともう大阪。

フェリーターミナルの駅まで長い通路をいつの間にか痛めた
膝をかばいながら重い荷物を引きずりつつ歩く、
それからニュートラムと地下鉄でなんばまで行くが、
エスカレーターやエレベーターが少なすぎるし、
なんばでの近鉄電車だって、メインの改札口から反対の
ところから乗り換えるようになっているので少ししんどい。

ひと便前のひのとりへの変更もうまくいかず、車内で食べるはずの
弁当を駅のホームで食べ、予定の電車に乗り飲まず食わずでひたすら
ゆっくりするともう名古屋。

宿にめがけて行こうとするも名古屋は大阪以上にエレベーターや
エスカレーターがない。
膝痛いし、荷物重いし、どうしようでしばらく名古屋駅地上をウロウロし、
一度地下に降りて地下鉄に乗り伏見、最寄りの出入り口が工事中のため
かなり遠回りして宿につく、部屋を作ってトレーニングをして
食事を買って、食べて寝る。

朝起きて、トレーニングをして、ご飯を食べて、洗濯をして、
乾きが足りないものを干したら時間になったので宿前のバス停で
名古屋駅のバスセンターまで出て、基幹バスで萱場というバス停まで出て
そこから歩いてドームへ向かう。

大昔、名古屋経由で静岡に行った時、時間調整でできたばかりの
ドームに行った時、何をどうして、何処から行ったのか忘れていて、
実質初めていくと言う形になって、新鮮といえば新鮮だ。

そのとき教えてもらったのがフィールドの面積と内野下層の
椅子の数はほぼほぼ福岡ドームとおんなじ、違うのはボックス席の数
(これは福岡ドームのほうが多い!)と企画席、あとバッファとしての
上層スタンドパノラマ席(こっちはバンテリンドームのほうが多い!)。

人流の流れの違いも、福岡ドームは平和なのは開場「より」2時間前以上
だけで、博多駅や天神の各バスターミナルから臨時バスが出る頃には
人が列をなしすぎて「緑の招待券」等の引き換え列等はまさしくカオス。
中に入ると食べ物飲み物を求める列でさらにカオス。
特にソフトドリンク飲み放題の列がさらにカオス。

逆にバンテリンドームは開場前30分前にちょっと並ぶ、
食べ物飲み物を求める列はそこそこできている、
コンコースの狭さがより多く見せているだけ。
スタンドも試合開始までなかなか人が入らない、
試合が始まってから続々と人が入ってくる。

やっぱり、セ・リーグとパ・リーグは「根本」から違う。
パ・リーグは「野球」というものを「興行」として見せている。
逆にセ・リーグは「野球」というものを「競技」として見せている。
その違いは試合前や試合中にパフォーマーをグラウンドのどの部分まで
いれるのか、大型映像装置の競技的表示や広告の割合を何処まで塩梅するか、広告動画の割合だってそうだ、「競技と興行」の違いはとにかく深い。

そういう違いを見ることができてよかった。

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