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家畜が狼の被害に遭う話をする場面で「鹿の王」を思い出した。違う世界の話なのに、地続きの同じ世界なんじゃないかと思えてゾクっとした。この世界ではないどこかの話なのに、現実としてそこにある気がしてしまう。バルサとタンダの関係もとても好き。恋とか愛では語り尽くせないたったひとりの人。
物語の輪郭がくっきりし始めた2巻。なんていいところで終わるんだ!と胸を鷲掴みにされました。が、3巻も準備万端です。「病はあまりにも不安定な武器」。病だけじゃなく、武器も兵器も、安定したものなんてきっと存在しないんだろうな。物語がどこへ辿り着くのかとても気になります。