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インサイドセールス立ち上げ

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記事一覧

外資系SaaS企業で実際に運用されているテクノロジーと生成AIを基盤としたインサイドセールスのオペレーション

こんにちは。山梨(@device0462)です。 2024年2月20日に以下のイベントに登壇させていただきました。前職の外資系SaaS企業でのインサイドセールスの経験をメインでお話させていただきましたので、そちらの内容を本noteでも解説いたします。 生成AI×インサイドセールス〜外資系IT企業出身者が実践する最先端のインサイドセールスとは〜 前職の外資系SaaS企業では、入社してすぐに本社で利用しているセールステックのライセンスが付与され、テクノロジーを基盤として、ど

失敗しないインサイドセールス(コール)代行会社の選び方 成果を最大化するコミュニケーション方法とPDCA【電話トークスクリプト付き】

こんにちは。山梨(@device0462)です。 インサイドセールス機能の一部を外注する「インサイドセールス代行サービス」を一度は検討したことのある企業様は多いと思います。一方、いざサービスを契約してみたものの、「依頼しているインサイドセールス代行会社のアポの精度が低い(あるいはアポが取れない)」「発注後は丸投げ状態になっているので、成果を出すためのマネジメント手法を教えて欲しい」といったような悩みをよく聞きます。 リスト作成、トークスクリプト作成、コール業務を一気通貫で

インサイドセールスが「LinkedIn Sales Navigator(セールスナビゲーター)」を活用してアポイント率2倍以上を実現したユースケース4選

こんにちは。山梨(@device0462)です。 最近、LinkedInに関して色々な方から相談を受けます。「LinkedInってそもそも何ができるのか?」「LinkedInは日本だと登録率が低いから活用余地が少ないのでは?」といったことを疑問に思われるインサイドセールスの方は多いと思います。 私のチームでは、LinkedInの有償プランである「LinkedIn Sales Navigator(セールスナビゲーター)」を活用することでチームの生産性を引き上げることができま

外資系SaaS企業のインサイドセールスが初回商談前にヒアリングする9項目と提供価値を最大化するためのトークスクリプト

こんにちは。山梨(devie0462)です。 どのインサイドセールス組織でも顧客にヒアリングする際の質問項目やフォーマットが用意されているかと思います。一方、ヒアリング項目を用意しても「良い質問の仕方が分からない」「欲しい回答が得ることができない」「顧客に情報開示を断られてしまう」など、商談前にスムーズに情報を集めることに課題を感じている組織も多いのではないでしょうか。 一方的な一問一答形式のヒアリングではなく、顧客にとって価値ある情報収集や事前準備、また顧客が快適に回答

アウトバウンド(手紙施策)からのエンタープライズ企業の商談獲得率が556%向上したので、 BDRチームが実行した施策とフレームワークを振り返ります

こんにちは。山梨(@device0462)です。 インサイドセールスを担当していると、一度はアウトバウンド(BDR:Business Development Representative)のロールに取り組んだ経験のある方も多いかと思います。一方、「とりあえず社長宛に手紙を送ったが反応がない」、「断られると分かっていながら代表番号宛に電話をかけ続けて疲弊する」など、ネガティブな印象を持たれている方も多いのではないでしょうか。 本記事では、私が関わっているプロジェクトで、商談

インサイドセールスの時間価値を最大化させるための「アウトソース(外部委託)」という選択肢

今回は、インサイドセールス業務を「アウトソース」に関する話です。個人的な考え方ですが、インサイドセールスにおいて最もインパクトが高い施策は時間のアロケーション(再配分)だと思ってます。標準化されたオペレーションに割く時間は極力減らし、いかに成果を創出するための時間割合を増やせるかにより、インサイドセールスの生産性は大きく異なります。 一般的にアウトソースの活用で得られる効果はコール数増加などの「活動量」を高めるイメージを持つ方が多いかもしれませんが、Brazeではインサイド

インサイドセールスが営業の生産性を高めるために不可欠な顧客データ(定量・定性)と活用方法

こんにちは。山梨(@device0462)です 先日、JAPAN CLOUDコンサルティング(JCC)のコミュニティのなかでBrazeの取り組みを話す機会をいただきました。 JCCでは月1回程、ポートフォリオカンパニーが有志で集まって勉強会を実施しています。立ち上げメンバーということで、皆さんとても優秀でいつも学びや気づきを得ることができてます。 今回は、勉強会でお話したBraze BDR(Business Development Representative)でのデータ

"顧客の解像度"を上げることで、インサイドセールスは実行部隊ではなくインテリジェンス集団になれる

こんにちは。山梨(device0462)です 著書『The Model』の一節にもある内容ですが、インサイドセールス組織が必ずぶつかる壁だと思います。 実際に他社のインサイドセールスの方から、同じことの繰り返しになってマンネリ化している、労働集約型の働き方でキャリアが見えない、といった話を聞くこともあります。 BrazeのBDRは"最大の成果を最小の工数で実現する"ということを常に念頭におき、オペレーション改善やテクノロジーを駆使することで、BDR一人ひとりの時間価値を

「Outreach(アウトリーチ)」シーケンスによりインサイドセールスがよりクリエイティブなチームへ昇華。半分の時間で2倍のアウトプットを実現できたワケ

こんにちは。今回は前回の「Outreach」記事の続きです。 私が新卒で入社したベンチャー企業や外資のSaaSベンダーでインサイドセールスを経験しているなかで、最も即効性が高くインパクが大きい施策は「成果を出すための活動にリソースを集中すること」でした。 「何をするか」迷う時間を極限まで減らし、新規アプローチやアプローチ後のフォロー活動を徹底することで、返信率やアポ率が劇的に高めることができます。 一方、他企業のインサイドセールスの話を聞いていると、「毎日どのリストにア

外資系SaaS企業の日本法人立ち上げを行っているインサイドセールスの業務内容と利用しているマーケティング&セールステクノロジー

こんにちは。山梨(@device0462)です。 最近、いろいろな会社のインサイドセールスの方と会話する機会が多く、Brazeでの業務内容や利用しているテクノロジーについて質問を受けるため、会話している内容をまとめます。 まだまだ発展途上段階ではありますが、Braze社内のレベニュー組織やBDR(Business Development Representative)業務内容、利用しているテクノロジーを紹介します。 *Brazeは「インサイドセールス」ではなくBDRという

掘り起こしメールの返信率が平均50%以上になっていたのでメールのテンプレートとAB検証の結果を振り返ってみます

こんにちは。 インサイドセールスの方であれば誰でも気になっている「メールの返信率を上げる」ための考え方や具体的な施策について実績をもとにお話します。 「在宅勤務で電話が繋がらない」という話をよく聞きますが、電話の場合は「在宅勤務で繋げません」「会議中で離席」といった"いまの相手の状況"に左右されやすいことは事実です。 一方、メールであれば一度送信すれば履歴が残るため、相手の業務が落ち着いた時に見てもらえたり、電話では伝えきれない情報を丁寧に分りやすく伝えることができます