VUCAの時代に立ち向かうためのツール

VUCAの時代における経営者や組織のリーダーは、どのように会社や組織を運営していけばいいのでしょうか?

Vision(ビジョン)

変動性の高い時代だからこそ、荒波を乗り切る羅針盤として、リーダーが確固としたビジョンを持つことが重要です。顧客にどうやったら商品やサービスが売れるのか、どうやったら売上が拡大するか、どうやったら資金繰りがうまくいくのか。そのようなことより、何故自分の組織が社会に存在すべきなのか、商品やサービスを通じて誰に貢献したいのか、何を実現したいのかを明確にすること、さらにそれをスタッフ、従業員に繰り返し伝えることが重要となってきます。

Engagement(エンゲージメント)

従業員、スタッフ、構成員の会社、組織に対する愛着心、思い入れ、充実した感情、心理状態、働くことのモチベーションに目を向けることで、個人と組織が対等の関係で、互いに成長に貢献しあう関係を築くことが必要です。そうすることで、変化の早い、不確実な現状に柔軟にスピーディに対応することができます。組織の行動力を向上させることができます。

Empowerment(エンパワーメント)

これは、組織の管理者がスタッフ、構成員に「権限移譲」し、仕事を任せることと捉えられがちですが、実は自分の責任の範囲と相手(他人)の責任の範囲を明確にし、責任の所在について着目して、人物で評価せず、プロセスで評価せず、成果でもって評価すること(成果主義)を指します。さらに勘違いしがちですが、単なる形式的な「目標」を達成したかで評価するのではなく、ここでいう「成果主義」とは、「誰」に、「何」を、「どのように貢献したのか」という「成果」(結果)でもって評価することです。そこからは言い訳(他人の責任)ではなく、対応策(自分の責任)が生まれます。

武田信玄の名言の通りです。

一生懸命だと「知恵」が出る。

中途半端だと「愚痴」が出る。

いい加減だと「言い訳」が出る。

OODAループ

PDCAサイクルではなく、OODAループ(観察して、状況を理解し、決めて、行動を起こす)ことが適切です。

Observe(観察する)

Orient(状況を理解する)

Decide(具体的な方針と、行動計画を決める)

Act(実行に移す)


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