2023年の振り返りとよく聞かれることへの回答です

こんにちは。

うみです。

noteを書くのも年に1、2回くらいになってしまいました。

久々に開くと今年の4月くらいに記事書いてました。こんなの書いた記憶があまりなく、だけど内容良いからみんなもっと読んで!と思いました。

2023年の振り返り

2023年は概ね良かった年かなと思います。

というのも実はアフィリエイトをほぼ退いて2021年、2022年は結構赤字でお金がずっと減っていたのですが、それがようやく止まったというか(正確には22年の半ばくらいでその現象は止まっていたのですが)、23年はずっと現金を減らすことなく生きてこられたというのが大きいです。

去年の年始(22年1月)くらいに書いた記事にもまとめていますが、僕はアパレルのレンタルというよくわからない業界の仕事をしていて、これがぶっちゃけ黒字でいけるのか本当にわからずここまできたんですよね。

なので、これがずっと赤字だった1年半あまり、若干きつい時期もあって、それがようやく「あーこれはなんとか大丈夫そ」と思えた年でもありました。

また、この「あーこれはなんとか大丈夫そ」と思えたことで、他の仕事を無理にする必要がないと確信できたので、ある程度一点集中出来たのも良かったです。

経営ってうまく行っていないときに変なことに手を出して更に上手くいかないみたいなケース多いと思いますが、まさにそんな感じで、どんな事業でもおそらくある程度一点集中することが重要だというのは身をもって知らされたように思います。

とは言っても、正直飽き性なので、ある程度安定してきたら他のことをしたいなとか思ったり、誘惑も多いですが、今は基本的にはアパレルからそらさない方が良いかなと思ったり・・・

受託の仕事がちょいちょい入る

受託はあまり触れなくて良いかなというレベルでしかやっていないのですが、アフィリエイトからウェブ系の受託へシフトしている人、シフトしようとしている人が少なくないと思いますので、ちょっと言いたいことを言っておこうかなと思います。

僕は上述した通り、レンタルの仕事が「あーこれはなんとか大丈夫そ」と思った辺りから、受託の仕事を積極的に受けないようにしていました。

受けないようにしていた、というか「取りに行こうとしなくなった」の方が正解ですね。

それまではプラットフォームを使ったり、SEOで集客したりもしていましたが、今はプラットフォームをやめ、自社のホームページでも「忙しいのでできません」と書いて新規は来ないようにしています。

余談ですがSEOや制作などウェブ関連の仕事ってSEOで集客すれば多少問い合わせなりが来ます。クラウドワークスみたいなところでも出しとけばたまに問い合わせきたりします。

今年は受託の仕事を受ける予定はなかったのですが、やっぱり既存の顧客や知人などから結構依頼が来ます。

これは非常にありがたいことで、僕は受託の仕事はあまり安定性のない仕事だと思っていましたが、誠実に対応すれば、全くそんなことがないということがわかりました。

というのも僕が直接対応したクライアントの多くは、最初に見積もりを出してから数年経ったあとに連絡をくれたりしますし、比較的安い料金で対応してあげれば保守契約が切れることもありません。

特に保守契約はおそらくクライアントの会社が存続するうちは切れることはないので、退去が発生する不動産収入よりも安定的に収入を得ることができます。

ただ、問題はこちらから中々「切れない」という点です。

もちろん鬼畜の所業のように「もうめんどくさいからしません」ということも出来ますが、ある程度責任感のある性格の人はそういうわけにもいかず、これがあと何年続くのか・・・と考えると結構気に病むこともあります。

とは言っても、簡単な仕事なら誰かに任せたり、他社紹介したりすれば良いだけなんですけどね。

よく聞かれる現在やっている事業について

2023年はコロナも5類になったということで、比較的オフラインで交流する機会が増えました。

その際にもうほぼ間違いなく聞かれることが、

「なぜその仕事を選んだか」

です。

これは僕がレンタルをやっていることを知っている人にもうほぼ100%聞かれます(笑)

そこでだいたい話が長くなってしまうのでまとめました。

【アパレルレンタルを選んだ理由】
・自分が長くやってて比較的苦痛ではない
・ウェブ関連の人が比較的苦手な領域
・ライバルが入ってこない(真似がしづらい、自動化がしづらい)
・安定収入になる会員型
・需要がある

自分が長くやってて比較的苦痛ではない/ウェブ関連の人が比較的苦手な領域

僕は特別にファッションが好きというほどではないのですが、ある程度服を選ぶのは好きで、全然興味がない美容や健康、不動産よりも、ファッションの方が長くできそうに思っていました。

また、ファッションは逆にウェブ関連含むIT職の方は苦手なことが多く、ウェブに強い人はあまり入ってこないという印象でした。あくまで印象です。

ライバルが入ってこない(真似がしづらい、自動化がしづらい)

アフィリエイトの何がきついかってずっと競争しないといけないところなんですよね。

SEOでもリスティングでも、とにかくライバルとの戦いですから、新しい仕事は第一にライバルが入りづらい、参入しづらいというところを重視していました。

どういう分野がライバルが入ってこないか、逆に「どういう分野にライバルが入ってくるか」を考えたのですが、それはシンプルに「参入障壁が低くて楽して儲かる仕事」が圧倒的にライバルが入ってくるんですよね。

アフィリエイトが次々にライバルが入ってくるのはまさにそれで、
・参入障壁が低い(ほぼない)
・楽して儲かる(実態はともかく)
という側面があるからです。

物販も実態はともかく、同様のことが言えるので、やはり参入者は多いです。

また、これに加え「自動化ができる」という要素が入ってくるとそれなりに大きい会社が参入してくる可能性が出てきます。

どんな事業でもライバルが増えると苦戦を強いられるので、ライバルが入って来ない、入ってきても「きついからやめる」という分野は比較的安定しやすいんじゃないかと今でも思っています。

実際、アパレルのレンタルは情報が少なすぎるため参入するのが難しく、また、物販のように自動販売スキームが組めないため、楽してしかもあんまり稼げないという苦行を強いられることになります。

そもそも儲かるかもわからないし、オペレーションどうすれば良いかも分からないし、アパレル会社は「それだったら売ったほうがええやん」ってなるのからなのか、3年くらいやってても新規参入がほぼないというのが現状です。※2社くらいありますが影響を感じません

需要があることが事前にわかっていた

この仕事を選んだ理由の最後になりますが、そもそも需要がどの程度あるということを知っていたのは大きいです。

これはアフィリエイトをやっている人ならすぐにわかることですが、

・検索ボリュームをチェックする
・リスティングを出稿してみる
・SNS広告などで反応を見てみる
・ASPや広告代理店などから情報を得る

などをすれば世の中に出回っていない全く新しいサービスを除けばだいたいどの程度需要があるのか事前に掴むことができます。

やっぱりアフィリエイターは有利に事業を始められますね。

アフィリエイターがよくわからない人はこちら↓

ただ、いいことばかりではなく、最大の不安要素だったのはやっぱりちゃんと「利益ができるかどうか」です。

これは本当に今でもわかりません・・・

結構強引なことをやっているのでなんとかなってますが、同業他社は本当に大丈夫なのか疑問です(笑)

ついでにサブスク系の仕事を考える人に伝えたい話(おまけです)2

サブスクは安定性があり、事業者側としてはとても魅力的で、参入しようとする人は多いと思います。

最近はあまり耳にしなくなりましたが、2020年~21年くらいはよく単一商品のD2Cサブスクが結構話題になった記憶があります。

なぜ注目されなくなってきたのかあまりわかりませんが、僕は優秀なアフィリエイターなら結構良い選択なのではないかと今でも思っています。

ただ、サブスクは思った以上にお金がかかるということがわかりました。

また、サブスクだけの話でもないのかもしれませんが、先行投資で顧客を獲得していくサービスは、ユーザーが増えると現金が減り、利益を出したくて先行投資をやめると頭打ちになるというジレンマを抱えることがわかりました。

例えば1ヶ月5,000円(原価1,000円)の美容商品をサブスクで売る場合、例えば初回購入1000円にして、顧客1件当たりの広告費を10,000円に設定したとしましょう。

この場合、100人ユーザーを獲得すると広告費が100万円になり、原価は10万円、回収は10万円で100万円の赤字となります。

このうちどれくらいの人が継続していくのかわかりませんが、少なくとも100%継続されることはなく、広告を止めてしまうとユーザーは減少する一方となります。

継続率にもよりますが、短期的に100万円の回収をしたければ広告費を減らす必要があるのは明白で、しかし広告を減らすと新規獲得が減るというジレンマを抱えます。

加えてサブスク事業は、
「月にどれくらい広告費に回すべきか」
「CPA(1件当たりの広告費)はいくらが適切か」
「この事業は安定して収益を上げることができるのか」
を適切に算出するには、ユーザーの平均継続率、つまりLTVの算出が必要であり、このLTVの算出はある程度事業を回さないと出てこないという課題もあります。

ここの数字(LTV)は事前におおよそ情報を得ることができる場合もありますが、やはり商品そのものやユーザー層で大きくブレがあるので、計算どおりにいかない可能性も高く、やってみたけど黒字化がムズイというので撤退を余儀なくされるケースも少なくないと思います。

書いててついでに調べたりもしたんですが、サブスクの損益分岐点って的確に出す方法ないんかな・・・やっぱり継続率に左右されるから出しようがないのかも・・・

詳しい人、数字に強いいたら教えてほしいです・・・

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