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アメリカでコロナになった記録

2022年8月時点のポートランドの話です。
日本への入国ルールや滞在先のルールは日々変化するので、参考程度にご活用ください。

背景

  • 国際学会に参加するために、2022.08にアメリカ オレゴン州 ポートランドに行った

  • 滞在2日くらいで発熱し、コロナ陽性であることがわかった

  • 現在の日本の入国には72時間以内に取得したコロナ陰性証明が必要なため、1週間ほど延泊することになった。計2週間滞在した。

目的

海外渡航中にコロナになっても落ち着いて過ごせるようになること
これから海外渡航される方の役に立てば幸いです。

準備編

コロナ対応がある海外旅行保険に入る

PCR検査費用・延泊時の宿泊費をカバーしてくれる保険に入りましょう。私は損保ジャパンの****新・海外旅行保険【off!(オフ)】****に加入しました。
滞在先の保険会社の緊急連絡先もメモしておきましょう。発熱後に探すのは気力的にしんどいです。

一週間の延泊に備えた荷造りをする

急遽延泊することになるので、予定の滞在日数 + 5日分くらいの荷物にした方が良いです。
医薬品、化粧品など海外で入手することが難しいものは多めに持っていきましょう。

  • 衣服

  • シャンプー

  • 洗剤

  • 化粧品

  • コンタクト

  • 爪切り・耳かき

感染した時に備えた荷造りをする

PCR検査を受けるタイミングを見極める必要があるので(何回も陽性になると面倒)、体温計、解熱剤、抗原検査キットがあると便利です。
またホテルはとても乾燥するので、加湿器があると非常に便利です。乾燥は喉の敵です。

  • 抗原検査キット

  • マスク

  • 体温計

  • 解熱剤

  • 消毒液

  • 加湿器

滞在先の領事館にメールして感染した時の対応を聞いておく

事前に調べておくと良いのは下記の3点です。

  • 陽性になった時の滞在先のルールの把握

  • 領事館レターの取得方法と回復証明書を発行してくれる医療機関の確認

  • 日本政府規定の陰性証明書を発行してくれる医療機関の確認

陽性になった時の滞在先のルールの把握

陽性になった時、州によって対応が異なります。ポートランドは隔離もなく「気をつけて過ごしてね〜」くらいだったので良かったのですが、ホテルが予約できなくなったり、強制隔離の場合もあるらしいです。

領事館レターの取得方法と回復証明書を発行してくれる医療機関の確認

領事館レターとは、

新型コロナウイルスに罹患しその後回復したものの、本邦入国・帰国に際する検査証明書の取得時に陽性の判定結果が出続けるため、有効な検査証明書が取得できない方については、当事務所より領事レターを発行しています。

という物です。
簡単にいうと、コロナをうつす段階ではなくなった人はPCR陽性でも特別に帰国させてあげるよという証明書のことです。
領事館レターの取得についてポートランド領事館に問い合わせたところ

  • 申請から発行まで3日必要

  • 必要書類

    • 申請者の氏名・電話番号・メールアドレス

    • パスポートのコピー

    • 医師から発行された回復証明書

      • 回復日以降から出発予定日の概ね2週間以内に発行されたもの

    • PCR陽性の検査証明書

      • 厚労省が入国時に求めている検査証明書の要件を満たしており、回復日以降から、出発予定日の概ね2週間以内に受診したもの

    • 航空便の日程表

    • 日本への帰国理由

必要書類多いですね。。
「医師の回復証明書」には下記4項目の記載が必要だそうです。

  • レターの発行年月日

  • 感染日(陽性結果が出た日)

  • 回復日(症状がなくなった日など)

    • 回復日の記載がない場合には、医師のレターの発行日が回復日と見なされますので、陽性証明書はこの医師のレターの発行日以降(又は同日)に受けた検査結果(陽性)のものが必要となりますのでご注意ください。

  • 旅行すること(日本への帰国)に問題がないこと

1回目PCRで陽性になる → 医師から回復証明書をもらう → 2回目PCRで陽性になる → 領事館に申請する → 3日後に領事館レターが発行される
という順番になりそうです。
正直この手順を踏むだけで1週間くらいかかりそうなので、本当に最終手段ですね。
アメリカの医療機関で回復証明書を発行してくれ〜って交渉できる自信がないです。

日本政府規定の陰性証明書を発行してくれる医療機関の確認

日本への入国前に必要な書類にはフォーマットがあります。(必要事項が記入されていれば任意フォーマットも許容されています)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00248.html#h2_free4
https://www.mhlw.go.jp/content/000799426.pdf
余分なリスクを負わないように日本政府が発行しているフォーマットのまま結果をくれる医療機関でPCR検査すると良いと思います。
PCR検査の場所がホテルの近くにあると便利です。(最悪何回も受けに行くことになるので)

保険会社に現地の医療機関を紹介してもらう

重症化すると最悪入院になるので、滞在先ホテル近くの病院を把握しておきましょう。
日本人の医師がいるかどうかも重要なポイントです。

発症後

保険会社に連絡

連絡しないと保険が降りないので真っ先に連絡しましょう。
どういう費用が保険適用されるのか確認しましょう。損保ジャパンは下記の費目を補償してくれました。

  • 保険期間の延長

    • 病気になった場合は自動で延長されると思いますが、念の為延長が必要か確認しましょう

  • PCR陽性を証明する方法

    • PCR検査結果に医師の署名が入っている必要があります。

  • 航空券

    • 同じ経路で別日程に変更した時の差額のみ補償される

  • ホテル代

    • 3つ星ホテルまで宿泊費全額負担

  • 医療費

    • 2回目以降のPCR検査費用

    • 診察費用

飛行機の変更

陰性のPCR検査結果が出そうな日から72時間以内の便を予約しましょう。

PCR検査の予約

日本への出発便の72時間以内の日程にしましょう。

ホテルの延長 or 変更

ホテルを延泊する必要があります。
宿泊先の選び方として以下の観点があります。

  • 立地

    • スーパーマーケットの近く

    • コインランドリーの近く

    • PCR検査できる医療機関の近く

  • 部屋の設備

    • 冷蔵庫がある

    • 電子レンジがある

    • リモートワークできる環境

      • 窓から明かりが入ってくる

      • 机と椅子がある

水と食料を安価に調達できることは非常に重要です。海外は水道水が飲めないことが多いので、大量の水が必要になります。(特に発熱していると)
また部屋に冷蔵庫や電子レンジがあるのもすごく重要です。冷蔵庫がないと保存できないので何度もスーパーに行く必要があります。電子レンジがないと冷えたサンドイッチ三昧になり心が折れます。

ポケットWifi or 海外SIMの延長

電話・ネット回線が使える状態を維持しましょう。

帰国後

保険金の受け取りを行う必要があります。

  • 保険会社に連絡

    • 領収書の提出

    • 陽性の診断書の提出

まとめ

初の海外旅行だったのですがかなりハードでした。
体調に万全はないので、事前準備をしておくことが大切ですね。

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