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オンライン学習と英語

かつては金融業界におりましたが、今は大学での英語講師が主業となっております。若い人たちとの交流は、時々しんどいけど、基本楽しいものです。

コロナ禍によりオンライン授業主流となった昨年来、オンライン授業について、さまざま研究し、どうすれば学生を巻き込んだいわゆる「アクティブラーニング」が実現するかを考え続けてきました。

授業展開はさまざまですが、割と学生諸君の反応がいいのが、内容の優れたスピーチを教材とし、その話者の英語に自分の英語を近づけていくという授業です。まずは、動画を見て、スクリプトも提供しそれも読み込んだ上で、本人の気持ちになりきり、英語スピーチを再生するというものです。いわゆるシャドーイングの手法も使うこととなりますが、一生懸命頑張る学生の中には、素晴らしい進歩を遂げる人たちがいます。

昨年ある大学で行った講義で、スピーチを真似した音源を複数回課題として提出してもらいました。その中で、同じ人物とは思えないほど、「大化けした」スピーチがありました。ここに音源を紹介します。

1:06あたりまでが昨年5月のもの、1:10以降が半年後の11月に提出されたものです。こんなに違いが出ると、驚くやら、嬉しいやらです。

ただ、学生には、「必ずしもネイティブ発音を到達目標とする必要なない、英語の音、音節の区切りーリズムといってもいいでしょうー、そしてどこのストレスが置かれているかなどを意識して、誰にも分かりやすい、通じる英語を目指そう」と伝えています。ネイティブ至上主義ではないことを付け加えさせていただきます。

ビジネス英語に関わるさまざまな英語研修を提供しています。


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