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"Think Different"知ってますか?

今日は、ある英語関連の学会に出ています。授業の方法、教材などについて、多くの先生方がたくさんの工夫をされているのがわかって非常に刺激的です。

授業方法について興味深かったのは、ドイツの大学の日本語のクラスに、日本の学生がオンラインで飛び入り参観、いつも英語を話せと先生に迫られているのに、この日ばかりは、ドイツ人学生が日本語で話す練習の練習台となる授業でした。オンライン時代だからできる方法ですね。

ドイツの学生は、田舎の中都市の大学の学生なので、日本人と遭遇することはまずないという環境で、オンラインで日本人学生が登場した時には、「キャ〜っ」という歓喜の声があがったとか。同じようなことを、今度私の授業でも試してみようと思いました。

もう一つの話題は、教材のこと。
教科書会社がたくさんの時事問題を取り上げた教科書を作っていますが、本が出る頃には、話題はすでに古いものになっているのが通例です。今や、インターネットの時代、教材にすぐ使える時事問題が、ふんだんに転がっています。また、環境問題を取り扱うSDG関連の紙の分厚い教科書がたくさん出ているなどは、oxymoron(矛盾表現)ではないでしょうか。森林資源の節減には逆行するではないですか。学生たちも一般書籍に比べると随分割高な教科書をたくさん買っている。こんな状況は、そろそろ変えるべき時ではないかという意見を出しました。

インターネット教材といえば、最近の授業で使ったものの中で結構人気のあったのが、かつて非常に有名だったAppleの広告「Think Different」でした。尖ったやつが世の中には必要なんだと思わせる、そしてAppleはそんな会社なんだというメッセージを力強く表現したものでした。ここに登場する天才たちについて調べるだけでも1回や2回の授業ではこなしきれないほどの材料を提供してくれます。

短いので、セリフを全部を記憶してもらうだけでも価値があると思います。教科書革命は近い!

Here's to the crazy ones. The misfits, the rebels, the troublemakers, the round pegs in the square holes, the ones who see things differently.

They're not fond of rules and they have no respect for the status quo.

You can quote them, disagree with them, glorify or vilify them. But the only thing you can't do is ignore them because they change things. They push the human race forward.

While Some may see them as the crazy ones we see genius because the people who are crazy enough to think they can change the world are the ones who do.

クレージーな人達に祝杯を。厄介者、反逆者、トラブルメーカー、四角い穴に打ち込まれた丸い杭。世の中を違った目で見つめる人々。彼らはルールを嫌い、現状を尊重しない。誉めるのも、反論するのも、引用するのも、信じないことも、讃えることも、けなすこともあなたの自由だ。ただ、1つだけできないのは、彼らを無視すること。なぜなら、彼らは物ごとを変えてしまうからだ。彼らは人類を先へと押し進める。人によっては彼らをクレージーだと言うかもしれないが、我々は彼らを天才だと思う。なぜなら、世界を変えられると本当に信じている彼らこそが、世界を変えるのだから。


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