学生は時刻表を読むことができるのか。

PISAのニュースを聞くたびに、アメリカ留学中に出会った、地方の田舎まちの中高生のことを思い出します。
買い物を終えて駐車場の自分の車にもどる途中、私はバス停のそばを通りました。バス停の時刻表をみつめて、彼ら中高生は話をしています。そのうちの一人に声をかけられました。隣町まで行くバスはあと何分くらいでくるのか、何時間も待たなければならないのか。彼らはバスの時刻表のみかたが分からなかったのです。「今」の「私」はバスに乗ることができるのか、待つとしたら何分待つのか「だけ」を知りたかったのでしょう。
学生の学力の国際的評価について語られるなかで、日本は読解力が何位だとか報道されます。いつも思うのは、日本の学生は時刻表が読むことができるかということです。もしかすると、日本の学生も読めなくなっているのかもしれないし、一体どうなっているんだろうか気になります。

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