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コロナ渦のパキスタン強行仕入れ

2020年8月コロナ渦の中、パキスタンへの仕入れを強行してきた。


2月以来半年ぶり。


ただ、今回の仕入れにはリスクが多かった。

とはいえ、大した物ではなく、

・パキスタン到着後2週間の隔離

・出発前、帰国前、空港到着前3回のPCRテスト

1番懸念していたことは、到着後2週間の隔離、パキスタン出国前のPCRテストの2点

現地の友人に確認するも、「パキスタン知ってるでしょう?大丈夫だよ No problem」と問題のあるNo problem

パキスタンの保険局が発表し、在パキスタンの日本大使館のホームページに記載されていた公文には、「全ての乗客の電話番号を記録し、追跡を伴う自主隔離のような文言の記載」

最悪1週間の確保は保険とし、8月6日~28日の3週間で日程を組んだ。

出国2日前にPCRテストの為宇都宮へ。

陰性証明には保険が使えないようで、鼻綿棒の痛さも加わり33000円と中々高い。

無事陰性

時期はモンスーンの影響から雨が多く想定された。

成田空港はガラガラ。店もほとんどクローズ。

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ドバイを経由して無事に到着。緊張の入国検査。

3レーンある内の外国人レーンへ。

無事通過かと思われたが、「全員が終わるまで待っててくれ。」とのこと。

3人の入国審査官の内、1番の上司の判断が必要なのだろうと推測。

全員が通過し、いざ!

色々と聞かれたものの、無事通過。

2週間外に出ちゃダメなのか確認すると、混んでる所を避ければ大丈夫と言われた。

やはりパキスタン公文通りではない。

ただこれも運によるから、隔離措置も十分にありえる気はする。

到着初日からスッキリとしない天気だが、雨は降っていない。

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今回は流石にホテル到着にしようと考えていたが、毎度初日にお世話になっているカマランから呼ばれていたので、1泊。

お土産は前回好評だった、「蒸気でアイマスク」新作として「三菱鉛筆削り」「日本製のステンレスピーラー」

翌日の朝、宿へ向かう。

こちらも出国前に連絡は入れてあり、4回目の滞在となるはずだった。

連絡を取り合っていたマネージャーの姿はなく、受付で断られる。

この時期に外国人を取るのが面倒なのか、新マネージャーがシンプルに僕を嫌いなのか。

それよりもメッセージでお土産宜しくとまで言ったAMINおい!どこにいるんだよ笑

2日目より仕入れに向かうが、早速モンスーンの先制パンチ。

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雨が嬉しくてシャンプーまでしちゃう。

当初は隔離が無かった嬉しさのみで十分対応可能な相手と考えていた。

雨は多くやや不快ではあったものの、仕入れは順調。

どうやら、コロナがパキスタンでも騒がれ始めた2月からの半年を経て、はじめてやってきた戦士は自分だったようだ。

各倉庫でのピックも約半年溜め込んだ上、ファーストピックということで内容は良い。

15か所程の仕入れで過去最高の1120KGとなり、ベール買いではなく、1点ずつ仕入れる形としては中々の量であると思う。

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体調はいつも通り1週間しない位からずっと下痢で、2回ほどパンツに染み込みプリントした以外は特になし。

出国2日前には指定のクリニックでPCRテスト。

日本でのPCRは超厳重な装備の看護士さんに10秒カウントされる鼻綿棒も軽装なドクターが「ひょい、ひょい」と左右の粘膜に軽く触れる程度で終了。

「これは勝った」と何故か感じた。

翌日レポートを取りに行くが、無事陰性。

最後の山場は越え、あとは無事帰国するのみ。

雨も非常に多い中、毎日約4.5Lの水を飲むほど働いた体にも流石に疲労は溜まり、睡眠時間は平均8時間は寝ていたように思う。

52年ぶりに月間総雨量を更新したとか。

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亡くなった人も結構いるようで、黙祷。

帰りのフライトは朝7時。

4時過ぎにカマラン家族に送ってもらい到着。

荷物を預け出国を待つ。

PCRの有効96時間はパキスタンを出るときなのか、日本に付くときなのかとカウンターの人達がちょい揉める。

無事に出国の審査が済み、出発ゲートの方へ歩いていると、馴染みのある誘い文句が.......

「Sir Do you want to smoke?」出発ゲートに喫煙所のないカラチの空港では、空港に入った時点で喫煙はできないのだが、毎回チップ稼ぎの輩がいる(笑)

掃除道具の収納室に入り、そこで一服できるのだが勿論チップが必要。

このプチアンダーグラウンド感がいいのだが、そのうちトラブりそう。

ドバイで17時間程の乗り継ぎを得て無事帰国。

今回最後のPCRテストも無事パス。ついてる!

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ぶっ飛ばして帰宅し、風呂に入り0時前には即寝。

17時まで寝た(笑)

2020年8月 コロナ渦での仕入れはこんな感じ。

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荷物の到着を楽しみに準備していきます!



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