マンパワー 24‐25第2節 マドリーvsバジャドリー(H)
[情報]
交代
68’ギュレル、ロドリゴ→モドリッチ、ブラヒム
433に変更(モドリッチ左、バルベルデ右IH)
飲水タイム 442に変更(バルベルデ右、ブラヒム左SH)
84’ヴィニ→セバージョス
85’エンバペ→エンドリッキ
セットプレーキッカー ギュレル(バルベルデ)→モドリッチ
セットプレー(守備) マジョルカ戦はリュディガーが大外でチュアメニ中だったけど、この試合では入れ替えたらしい。僕のメモがそう言ってる。
攻撃時 4231
守備時 442(ギュレルとエンバペが前残り。ギュレルはアンカー番っぽかった)
[前置き]
前節、意味不明な退場をしていったメンディ、怪我をしたベリンガムを欠く状況。もちろんアラバと疲れちゃったバジェホも。
ベリンガムの代役はまさかのギュレル。役割をそのままトレースすることはせず、彼には彼の役割を。
ビルドアップ、関係性を作り、非保持について固めていきながらベリンガムがいない期間を埋めることが必要となっており、スタッフは頭を抱えていると思う。どちらの意味でも。
[試合]
前節の自由な4トップが良くないと判断したのか、右のサイドハーフであるロドリゴはタッチライン際に張るし、他のレーンに移動することも少なかった。ギュレルとロドリゴはスペースを共有しつつも、ポジションを入れ替えることはあまりせず。ギュレルはほんと数回だけ左サイドに顔を出すシーンも(バルベルデがフリーキック決めたのはそこから)。
バジャドリーは少し変わった移動(22番がキー)をしてきていて、保持時は325から235あたりのシステムを採用していたが、だんだんと収束。CB(特にミリトン)とボランチ(特にバルベルデ)が気合で潰しまくっていたので、そんな移動してる時間無い!ってことなのかもしれない。そこから速攻気味に縦に早いカウンターで攻撃を完結させようとしてくる。マドリーの対応が気合のスライド!!!なのは良くない。この試合では解決できるけれど、今後を考えて全くよくない。バルベルデとカルバハルが自重気味なのはこの辺が関係しているのかもしれない。
いくらマドリーでも中央突破は難しい。ギュレルにロドリゴ、ヴィニとエンバペが居ても。それで外を使おうとなるのだけど、左から右へ展開が遅い。クロースが居れば解決するのだろうけど。チュアメニやリュディガーが意識すればできると思う。チュアメニがフリーな状態で逆サイドに蹴ってズレたこともあったけど。
ここで、今まで触れたところが少し関係するのだけど、ロドリゴの張るポジショニングについて。これが成立してたのって、クロースによる展開、インサイドで構えるバルベルデ、状況を見て関わってくるカルバハルがいて成立していたはず。この状況を作り出すことが今のところで来ていないので、右はユニットでやってみようとのことでギュレルの起用だったのかもしれない。
その辺もあってか、まじめに崩そうとしすぎなのかもなと思ったり。まあ、それももちろん大事。だけど、別に力業でねじ伏せても良いじゃんね。リュディガー→エンバペの縦直進のフィードみたいにさ。
それと、41’のシーン。ギュレル→ロドリゴでシュートまでいったのだけど、カルバハルは張っていて、始点になったバルベルデは縦パスを出してそのまま前に走って行ったし、ギュレルとロドリゴは近い位置でコンビネーションできた。こういうの。別にきれいでないとは言わないけど、力業っぽく突破していく場面をもっと作ればよいのではないかという話。
ちょっと非保持の話
2トップのプレスがほぼ無意味となったことはマジョルカ戦でわかった。そうなると、それはほっといて44で守るor人を変えることで守備強度を担保する、ことになる。それによってギュレルが選ばれアンカー番をしていたのかもしれない。
ここで過去を思い返してみると、カルロはできるだけ自陣に近いほうに言うことを聞く選手を置き、足(アスリート能力的な?)はあまり考慮せず、中央を閉めることをことを好む。ジャンプしてプレスをかければ素晴らしい強度を生み出してくれるバルベルデよりモドリッチがジャンプ役に選ばれていたし、ベリンガムもジャンプする人ではなくプレスバックする人となった。
この時点で縦スライドでプレスをかけられるのはバルベルデとセバージョスくらい。433になってバルベルデが相手のCBにプレス欠けていた時間帯、めっちゃ良いなと思っていたら一瞬でシステム変更された。よくわかんない。
しかも、この試合においては中盤の枚数がちょうどであるがゆえに、相手が落ちたときについて行くと後ろにスペースを与えることになっていたので、その辺の対応としても良かったと思うのだけど。よくわかんない。
飲水後くらいから、バジャドリーのスピードに合わせることによりオープンな展開にしたマドリー。そこでブラヒムやエンドリッキを使ってカウンターを成立させる。で、この二人が得点を決めるという綺麗な采配。
[最後に]
見返してメモはたくさんになったけど、ここに書く気力がないのでここで終わり。ちょっと試合のツイートに追加しておこうかな。
バルベルデやエンドリッキのことが注目される試合だったけど、フランがとてもよかった。昨シーズンはやってなかったインサイドでのボールプレーに挑戦していたし、サイドでの無駄(じゃない)走りもたくさんやっていたし。
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