利益を出したフラン 23-24ラ・リーガ5節

いつも代表ウィーク明けに弱いマドリー。久保が中心となり、久々にCLにも出場するソシエダとの試合。スタメンは
ケパ、カルバハル、リュディガー、アラバ、フラン、チュアメニ、バルベルデ、クロース、ベリンガム、ロドリゴ、ホセル。
62分にチュアメニ、ホセルに代えてモドリッチ、カマヴィンガ、74分にフランに代えてナチョ、87分にバルベルデとロドリゴに代えてルーカスとブラヒム。

前半は12.3分までは完全にソシエダのペース。その中でバレネチェアにゴールを許す。久保のゴラッソがオフサイドで取り消し、ホセルのシュートがバーに当たるなど一進一退の攻防。その後は前半終了までマドリーがボールを持ち、ソシエダが久保を起点にカウンターを数本打つ展開だった。
後半は逆にソシエダがボールを持ち、マドリーのカウンターと奪ってからゆっくり攻めるような場面が増加した。後半開始早々にバルベルデ、60分にホセルのゴールで逆転。そのアシストはいずれもフランだった。


守備に関しては、ずっと久保にやられっぱなし。特に前半はそうだ。後半は久保の疲れもあるだろうが、仕掛けられることが減った。クロースのサポートが速くなったことも理由としてあるだろう。
攻撃に関しては、前半はウイングのような振る舞い、後半はウイング感が強くなったロドリゴをサポートするサイドバックとしての振る舞いをした。

単純な1対1で現在の久保に勝てる選手はそう多くないだろう。だから守備に不安があるフランが負けることは必然。しかしCL にはもっと化け物がいるし、何といっても彼はレアル・マドリーの左サイドバックの1stチョイスなのである。だから彼に守備の改善を求めないことはできない。それにマルセロやロベルトカルロスのようなサイドバックを好んできたマドリーだが、それらの選手と比べると、まだ攻撃力も足りない。今はウイングを置かないシステムだからこそ見えていない良い部分、悪い部分もあるだろう。今後の成長に期待したい。

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