2つの怒り ラ・リーガ13節

昨シーズン、ヴィニのことがあってマドリーとしては怒りを持つ相手、バレンシア。ラージョ戦で肩を負傷したベリンガムがCLブラガ戦に引き続きベンチ外となり、ブラヒムが入った。

スタメン
ルニン、カルバハル、ナチョ、アラバ、メンディ、カマヴィンガ、バルベルデ、クロース、ブラヒム、ロドリゴ、ヴィニ。
60分バルベルデ→モドリッチ、71分メンディとブラヒム→フランとルーカス、82分カルバハルとヴィニ→ニコパスとホセル。

立ち上がりにクロースからの素晴らしいサイドチェンジを受けたカルバハルがミドルシュート。これがゴールに入って先制。その後は決定機を作られるも、ルニンが好セーブを複数回行い0で抑える。前半終了間際にヴィニにゴールが生まれて2点目。

カマヴィンガは多くのタスクを行なっていた。あとで話すが、彼も怪我したことはとても難しい。ヴィニの単騎突破はマドリーの攻撃の核となっていた。ブラヒムは基本的にベリンガムと同じ役割を与えられていると考えられるのだが、ブラヒムはあまり中央に入ってこないことが多かった。途中から修正していったが、日頃ベリンガムが行なっている役割は複雑だと見せつけられた。


その後マドリーは3点決め、ヴィニとロドリゴが2点、カルバハルが1点。再三チャンスのあったウーゴドゥーロのゴールにより一点を返されたが5ー1での勝利となった。
他のトピックとしてはニコパスがリーグ戦デビューしたこと。ここは今後のことを考えると大きい。


2つ目の怒り
マドリー含め代表戦の怪我に悩まされている。いわゆるFIFAウイルスだ。マドリーはカマヴィンガが練習中に負傷、ヴィニも試合中に負傷。ロドリゴは一応大丈夫と表向きには言っているが、戻ってきた時には膝を怪我していると言われた。
他に大きなトピックとなったのがスペイン代表、バルセロナ所属のガビの前十字靭帯断裂と半月板損傷だろう(万全に回復できることを祈っている)。誰もが怪我をし得るが、特に彼のような若くてエネルギーのある選手は犠牲になりやすい。以前でいえばペドリやアンスもそのようなことだろう。マドリーもヴィニやバルベルデ、カマヴィンガ、チュアメニ、ロドリゴのような選手が特に犠牲になりやすいだろう。


マドリーは、クルトワとミリトンの長期離脱に加え、現在、ケパ、カマヴィンガ、チュアメニ、ギュレル、ヴィニが怪我。セバージョスとベリンガムは出場できる状態ではあるようだが万全ではない。怪我や疲労が懸念されるロドリゴとバルベルデ。ケパはもうすぐ戻ってこれそうだが怪我人が多すぎる。これにより、カスティージャから5人の選手が招集された。キーパー2人、マリオマルティン、ニコパス、ゴンサロ。誰もがトップチームで出番を得れば仕事のできる選手たちだが、台所事情は厳しい。

近年、試合が多くなりすぎている。特に才能のある若い選手は代表でもクラブでも中心となり出場機会が多くなってしまう。これを是正しようと選手や監督、チームから意見されることはあるが、解決しそうだとは思えない。
オフも短く、開幕にコンディションを合わせないと優勝できないような感覚さえある。そのため、オフでも少しは動かないといけない。マンチェスターシティを筆頭にいくつかのクラブは、2.3節くらいは調整に使って、そこからコンディションを上げていくようなことをしている。CLに照準を合わせないといけないクラブは尚更だ。お金より選手が大切だとして過密日程が緩和されることを願っている。

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