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成長の段階②

為末大氏の書籍「熟達論」を読み進めていますがメチャクチャ深い…やっと最初の段階「遊」を読み終えました。

「遊びとはついそうしてしまうというものであり、考えたり習得したりするようなものではない。主体的であり、面白さを伴い、不規則なもの」

この考え方が色々な場面で必要になってくる事が書かれていますが、その中から響いたものをご紹介します。

「動機」

未来報酬型…今を我慢して将来に報酬を得る。目標が定まっているのでどちらに向かうかが明確。しかし、上手くいかないと今やっている事に犠牲感が強くなる。これは目標を達成して燃え尽きてしまう事や疲弊してしまい、すぐ次には向かえない。人間の心にも限界があり、ある閾値を超えると耐えきれなくなる。

現在報酬型…行うこと自体から報酬を得ていく。今に注目しているのでどちらに向かうかはわからない。遊びの世界はこちら。面白いからやるので何の意味も目的も理由もない。やり過ぎて燃え尽きてしまう事もない。面白いからやっているという感覚があれば自分の心を守る事ができる。

行う事の根底に「面白いから」という感覚があるものは、確かにストレスないですよね。でも「面白い」ではじめた事でも周りから成果を求められたり、毎回やっている理由を説明させられると、いつしか未来報酬型の思考に落ち入り燃え尽きてしまうんですね。

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