A4サイズ

 紙を使うとき、A4だのB5だのとよく分からないアルファベットと数字を使う。実はこれには意味がある。

 世界基準の規格の一つで元はA0、B0という大きさがある。それを半分にするとA1、さらに半分にするとA2、A3、A4、、、となる。B5も同様にB0を何度も半分にした大きさである。A0の面積は1 m^2で、B0の短辺の長さは1 mとキリのいい大きさになっている。

 ここで一つすごいことがある。それらのAやB の紙は何度も半分にしても、縦と横の比率が変わらないのである。どういうことか。

 お手元の折り紙を見てほしい。正方形である。これを半分にすると縦と横の比率が2:1になってしまう。そう、普通半分にすると比率が変わる。しかし、この特殊な紙は常に一定なのだ。

 この紙は1:√2という不思議な比率をしているため、半分にしても1:√2/2 = √2:1という奇跡が成り立つ。

 だからなんだと言われるかも知れないが、私はこういうことがたまらなく好きだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?