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日々雑感

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#焼き物

削り、掘る。

最近、土の塊を掘って作る作品が多い。 土の塊を覗き込んで、無心で土を掻き出す。 指で厚さを確かめながら、ちょっとずつ掘っていく。 土が柔らかすぎたら、ちょっと放置して、また掘ってゆく。 そして、あらかた掘ったら今度は少しずつ削っていく。 土と向き合って、削りすぎないように、破らないように。 指先の感覚だけを頼りに。 土を掘るという行為は 自分の内面を、無意識下を掘り進め 真理を探している行為に似ている。 土を掘っている時は、 土のこと、作品のことしか考えていないよう

金沢21世紀工芸祭の話(2020年)

毎年、金沢では秋に 金沢21世紀工芸祭(KANAZAWA 21st CENTURY KOGEI FESTIVAL)というものが開催される。 前身のかなざわ燈涼会(かなざわとうりょうえ)から数えるともう10年近い歴史がある。 そんな、21世紀工芸祭だが、大きく分けてコンテンツは5つ。 ・工芸回廊(金沢の町屋を使っての工芸作品展示) ・趣膳食彩(料理人と工芸作家のコラボレーション) ・金沢みらい茶会(さまざまなスタイルでのお茶会) ・金沢みらい工芸部(大人から子供まで体工芸ワー

ART to EAT(無事終了)

2020年9月19日に開催された第一弾「ART to EAT」 石川県金沢市のLA BETTOLA da Ochiai kanazawa (ラ・ベットラ・ダ・オチアイ) どうにか無事(?)に終わりました。 始まる前は緊張と準備不足でオロオロしていましたが、 始まってしまえばあとは終わるだけ。 勢いで駆け抜けた感じがします。 ラベットラ の吉田料理長の素敵なコラボメニュー、開田支配人のセレクトしたワインとノンアルコールドリンク、そしてスタッフの皆さんの手際の良い接客。。。

インドでの作品展示、その1(2018年3月)

noteの更新、三日坊主やったやん。。。 と思って、再度投稿するきっかけを探していたのですが、インドでお世話になったフミコーンさんの投稿を見かけ、その時のことを書こうかと思い立った。 下がフミコーンさんの記事。 「インドJKは面白い人生を歩まなくてはいけないのか問題」 *** そもそも なぜインドでの作品展示を行うことになったのか。きっかけは、2017年の年末、大学同級との10年ぶりくらいの飲み会。 大学時代からすごいアグレッシブに活動しており、社会人となっても大手総合