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【CC Tokyo記録1】 意識科学の統合と統一 by Wanja Wiese博士
1.29のConsciousness Club TokyoのスピーカーはWanja Wiese 博士にトークしていただいた. メタ研究として意識科学をどのように進めるのが良いのかという枠組みで話していただいた. その内容については, 動画を見ていただくとして, そのお呼びした経緯などのツイートや文献などの情報のみをまとめておく.
#OpenAccess New special issue on The Neural Correlates of Consciousness in Philosophy and the Mind Sciences (#PhiMiSci)! (Thread with short summaries, courtesy of @SBenjaminFink, below.) https://t.co/2MXQ6aMFPm
— Wanja Wiese (@wawiese) December 30, 2020
経緯
明日は、意識科学自体に関するWiese博士 @wawiese によるトークです。
— 濱田太陽 (@HiroHamadaJP) January 28, 2021
明日お呼びする経緯について紹介します。
現在、意識の理論として、統合情報理論(IIT)やグローバルワークスペース理論(GWT)、アルゴリズム情報理論など様々な理論が提案されています。 https://t.co/OBQFRIZtWN
内容の枠組み
- 1. 評価と適応
Doerigらなどは13の意識の理論がどの特徴に同意するのかのチェックリストを作成している [Doerig et al., 2020].
- 2. 統合
Grazianoらはそれぞれの異なる理論が存在しているのは, 意識の複数議論領域が存在し専門用語が複雑に入り混じっているからで統合が可能という議論という展開をしている [Graziano et al., 2020].
higher‐order thought theoryを提案したRosenthalはGrazianoらの議論の要点を批判的に議論している [Rosenthal, 2020].
- 3. 統一
一つは意識の進化的起源としてのUnlimited Associative Learning (UAL, 無制限連想学習)というフレームで議論しているBirchら [Birth et al., 2020].
Shevlinらは人間以外の意識を統一的に議論できる枠組みについて議論しており幅広い [Shevlin, 2021].
最後にWieseは統一という観点で意識の最小統一モデルを目指すべきだという議論の提案に行き着いた.
最後に
学習の観点、進化の観点、情報生成の観点などで意識理論をなんとか評価、統合、統一しようとする流れがおさえられたのはWieseの発表に感謝したい.
今後も新たな動きもあるのでそれが分かり次第, 公開していきたい.
参考文献
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