戊戌(2018年) 二十四節気と月干支

今度の土曜日は節分。
干支術(算命学や四柱推命)の世界では、節気で区切られた60干支の廻りで暦が作られ、1年の始まりを立春とします。ちなみに、日本人にとっては豆まきをする節分のほうが馴染みが深いですが、節分が“立春の前日”なんです。「新しい年を迎えるにあたって、邪気をはらうぞ!おーっ!」っていうのが、節分の豆撒きです。
つまり、算命学や四柱推命での1年のスタートは、立春からなのです。(旧暦の正月とはまた違うのですが、ここでは割愛)ということで、やっと戊戌の1年が始まります。ということで、この1年の二十四節気の日付をまとめました。

節気ごとの解説は、今年がんばって書こうと思っているので、ここでは暦便覧(天明七年(1787)に出版された暦の解説書)にある記述と、簡単な説明だけで済ませます。ごめんなさい。

2018/02/04 この日を干支で書くと、「丁卯 甲寅 戊戌」
立春/りっしゅん 「春の気たつを以て也」(暦便覧)
一年最初の節気。干支暦ではここからが1年のスタート。太陽の黄経315度のとき。この日から立夏の前日までが春。寅の月のはじまりです。(十二支にくっつく十干は毎年違うよ)

2018/02/19 干支で書くと、「壬午 甲寅 戊戌」
雨水/うすい 「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となれば也」(暦便覧)
雪が雨に変わり、雪や氷は溶けて水となる。地上に萌芽が兆してきます。
太陽の黄経が330度のときで、西洋占星術だと太陽が魚座に移動するタイミングです。

2018/03/06 干支で書くと、「丁酉 乙卯 戊戌」
啓蟄/けいちつ 「陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出れば也」(暦便覧)
蟄虫、長い間土の中で冬ごもりしてきたヘビやトカゲ、アリなどいろいろな虫が、穴を這い出してくる頃。
卯の月のはじまり。

2018/03/21 干支で書くと「壬子 乙卯 戊戌」
春分/しゅんぶん 「日天の中を行て昼夜等分の時也」(暦便覧)
昼と夜との時間が等しくなる。本格的な春の始まり。
太陽の中心が春分点に来た時で、太陽黄経0度。西洋占星術だと太陽が牡羊座に移動します。

2018/04/05 干支で書くと「丁卯 丙辰 戊戌」
清明/せいめい 「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれる也」(暦便覧)
草、木、花をはじめ万物が清新の気に溢れて、春を謳歌するとき。
辰の月のはじまり。

2018/04/20 干支で書くと「壬午 丙辰 戊戌」
穀雨/こくう 「春雨降りて百穀を生化すれば也」 (暦便覧)
春の季節の最後の節気。この頃春雨が降る日が多く、田畑に降り注ぎ、百穀を潤しその成長を助けます。
太陽黄経30度で、西洋占星術だと太陽が牡牛座に移動するタイミング。

2018/05/05 干支で書くと「丁酉 丁巳 戊戌」
立夏/りっか 「夏の立つがゆへ也」(暦便覧)
夏立つ日。この日から夏。
巳の月のはじまり。

2018/05/21 干支で書くと「癸亥 丁巳 戊戌」
小満/しょうまん 「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」(暦便覧)
陽気が盛んになって、万物がほぼ満足する季節。
太陽黄経が60度。西洋占星術だと太陽が双子座に。

2018/06/06 干支で書くと「己巳 戊午 戊戌」
芒種/ぼうしゅ 「芒(のぎ)ある穀類、稼種する時也」(暦便覧)
芒種とは芒のある穀物、つまり稲を植え付ける季節を意味しています。種播きの時期。
戊の月のはじまり。

2018/06/21 干支で書くと「甲申 戊午 戊戌」
夏至/げし 「陽熱至極しまた、日の長きのいたりなるを以て也」(暦便覧)
夏季の真ん中。一年のうち昼間の時間が一番長い。太陽からの熱も最大量に。
太陽が黄経90度の最も高い夏至点に達するとき。西洋占星術だと太陽が蟹座に移動。

2018/07/07 干支で書くと「庚子 己未 戊戌」
小暑/しょうしょ 「大暑来れる前なれば也」(暦便覧)
夏至を境に日脚は減ってくるけれど、暑さは加わってきて、この日から暑気に入ります。
未の月のはじまり。

2018/07/23 干支で書くと「丙辰 己未 戊戌」
大暑/たいしょ 「暑気いたりつまりたるゆえんなれば也」(暦便覧)
最も暑い時期。暑さは絶頂に達し、酷暑に苛まれる時期。
太陽黄経120度に達し、西洋占星術だと太陽が獅子座に移動します。

2018/08/07 干支で書くと「辛未 庚申 戊戌」
立秋/りっしゅう 「初めて秋の気立つがゆへなれば也」(暦便覧)
秋立つ日。この日から暦の上では秋に。
申の月のはじまり。

2018/08/23 干支で書くと「丁亥 庚申 戊戌」
処暑/しょしょ 「陽気とどまりて、初めて退きやまんとすれば也」(暦便覧)
暑さがようやく収まる頃という意味。
太陽黄経150度で、西洋占星術だと太陽が乙女座に移動。

2018/09/08 干支で書くと「癸卯 辛酉 戊戌」
白露/はくろ 「陰気ようやく重なりて露こごりて白色となれば也」(暦便覧)
秋の気配も本格的となり、野草に宿るしらつゆの光が秋を感じされるころ。
酉の月のはじまり。

2018/09/23 干支で書くと「戊午 辛酉 戊戌」
秋分/しゅうぶん 「陰陽の中分となれば也」(暦便覧)
太陽が秋分点に達したとき。春分と同じく昼と夜との時間が等しくなる日。本格的な秋の始まり。
西洋占星術だと太陽が天秤座に移動。

2018/10/08 干支で書くと「癸酉 壬戌 戊戌」
寒露/かんろ 「陰寒の気に合って、露むすび凝らんとすれば也」(暦便覧)
寒露とは、晩秋から初冬に向かって野草に宿る露のこと。朝晩は肌にやや寒気を感じ始める頃。
戌の月のはじまり。

2018/10/23 干支で書くと「戊子 壬戌 戊戌」
霜降 /そうこう 「つゆが陰気に結ばれて、霜となりて降るゆへ也」(暦便覧)
霜が降りる頃という意味。
太陽黄経210度のときで、西洋占星術だと太陽が蠍座に移動する。

2018/11/07 干支で書くと「癸卯 癸亥 戊戌」
立冬/りっとう 「冬の気立ち初めていよいよ冷ゆれば也」(暦便覧)
この日から暦の上で冬。陽の光も弱く、冬枯れの景色がうかがえるように。
亥の月のはじまり。

2018/11/22 干支で書くと「戊午 癸亥 戊戌」
小雪/しょうせつ 「冷ゆるが故に雨も雪となりてくだるがゆへ也」(暦便覧)
冬の到来が感じられる頃。遠くの山々のいただきに真っ白な雪を見て、冬の到来を感じる頃。
太陽黄経240度の時で、西洋占星術だと太陽が射手座に移動。

2018/12/07 干支で書くと「癸酉 甲子 戊戌」
大雪/たいせつ 「雪いよいよ降り重ねる折からなれば也」(暦便覧)
山は積雪に覆われ、平地も一面の雪に見舞われる頃。
子の月のはじまり。

2018/12/22 干支で書くと「戊子 甲子 戊戌」
冬至/とうじ 「日南の限りを行て日の短きの至りなれば也」(暦便覧)
北半球では、太陽の高さが一年中でもっとも低くなり、昼が一番短くなる日。
この日を境に、一陽来復。日脚が次第に伸びてきます。
西洋占星術だと太陽が山羊座に移動。

2019/01/06 干支で書くと「癸卯 乙丑 戊戌」
小寒 /しょうかん 「冬至より一陽起るが故に陰気に逆らう故益々冷る也」(暦便覧)
この日から、寒さが本格的になり、万物が寒風と降雪に閉ざされる季節。"寒の入り"とします。
丑月のはじまり。

2019/01/20 干支で書くと「丁巳 乙丑 戊戌」
大寒 /だいかん 「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」(暦便覧)
二十四節季の最後の節。地上はますます極寒に見舞われ、辛さと戦う一方、近くに春の足音が。
太陽黄経は300度に達した時で、西洋占星術だと太陽が水瓶座に移動します。

以上が二十四節気。

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月運の切り替わりのタイミングを見やすくまとめると、以下の通りです。

甲寅月スタート 2月4日(立春)
乙卯月スタート 3月6日(啓蟄)
丙辰月スタート 4月5日(清明)
丁巳月スタート  5月5日(立夏)
戊午月スタート 6月6日(芒種)
己未月スタート  7月7日(小暑)
庚申月スタート 8月7日(立秋)
辛酉月スタート 9月8日(白露)
壬戌月スタート 10月8日(寒露)
癸亥月スタート 11月7日(立冬)
甲子月スタート 12月7日(大雪)
乙丑月スタート 2019年1月6日(小寒)

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