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全4回目の2回目           旭川市令和6年度予算「旭川新時代・創造予算」の概要を説明します。

旭川新時代創造予算主要10項目


①「いじめ防止・教育・子育て」

・いじめ防止・青少年育成サポーター制度創設。青少年の健全育成も含めて、地域の大人が子どもたちを見守っていく取組を新たに進める。
・いじめのチャット相談を次年度から学校でも家庭でも24時間365日可能に。返信は17時から22時、対象は小5年生から中3年生まで。
・いじめ防止旭川モデルを推進するための基金創設。
・不登校児童生徒支援のため常磐館「ゆっくらす」分室を日章小学校に設置し、ICTを活用した不登校の子どもたちの教育の拠点に。
・令和5年度までに26校の保健室にエアコン設置。普通教室・職員室は令和6年の夏までに74校。同時に多目的教室には43校で設置。計画は令和9年度までとなっているができるだけ早く終了するように努力。
・小・中学校以外にも放課後児童クラブ、児童センター、神楽保育所、近文保育所、保育所の事務室等のエアコン設置率も100%を目指す。
・waka・baのプレイルームを土日常時開放し有効活用。
・未来会議2030の意見。市の子育て支援サイト「こどもーる」の利便性アップ
・国の試行的実施自治体に決定。こども誰でも通園制度(仮称)。
・医療的ケア児の総合窓口設置。医療的ケア児の保育の充実。小・中学校のインクルーシブ教育の推進。

②   デザイン創造都市の取組について

・デザインシステムの導入決定。
・6月のIFDA、ADW支援、10月のユネスコのサブネットワーク会議
・4月 世界最大規模の家具見本市ミラノサローネ、7月 ポルトガル・プラガ ユネスコ創造都市デザインサブネットワーク年次総会に参加

③   除排雪先進都市

・予算規模は最大の36億1,998万円。
・人材不足や時間外労働の上限規制、労務単価、資材の単価上昇、技術の継承等のための取り組み強化のため、積雪センサーとライブカメラ設置。ホワイトアウトでも除雪作業が可能になるi-Snow(アイスノー)モニターの設置。ETC2.0で携帯のデータからダンプの除排雪作業をデータ化。
・雪対策基本条例の周知啓発もさらに進める。
・除雪グレーダー1台増強、除雪車両の運転免許の取得の助成も拡充。
・国・道・市の連携を深める。
・市民からリアルタイムで通報できる除雪DXの検討

④   健幸福祉都市

・4月1日より歩数やイベント参加で健幸ポイントをため、抽選で商品があたる健幸アプリの運用開始。
・体組織計を市内の総合庁舎など3か所に設置。総合体育館には高精度の体組織系を設置。
・未来創造ポスト意見。がんに罹患された方の色々な治療に伴うウィッグやエピテーゼなどを購入するアピアランスケア用品の購入助成
・骨髄ドナー登録者が通院,入院する場合の金銭的サポート
・介護人材が不足に対し介護初任者研修を開催と市内の訪問介護事業所に訪問介護員として6か月勤務した方に研修補助金
・福祉タクシーの利用対象者を4,500人から8,500人に拡充。身体障害者手帳の総合等級へ変更することとあわせて、精神障害者保健福祉手帳2級などを追加。タクシー乗車のみで使用する場合は、現行1万4,400円を2万円に。自動車燃料給油のみで使用する場合は、若干減り万4,000円。共通券が40枚。
・試行的に補聴器補助。アンケートを行って事業成果を今後の事業に反映。
・介護予防のインストラクターを,200回から300回へ。
・民生委員,児童委員の担い手確保に向けて、iPadを本格運用。
・地域まるごと支援員は、8名から2名増員し、統括指導員を新たに配置。
・全国手話劇祭旭川開催。

⑤   食・一次産業

・フードフォレスト旭川第一歩目の取組として,朝の旭川プロジェクト開始
・令和7年度全国菓子大博覧会支援
・消費地生産地共同では日本初となる大阪府泉大津市とオーガニックビレッジ宣言
・スマート農業の導入支援市と自己資金と補助率5割

⑥   経済・まちづくり

・大阪万博「TEAM EXPO2025プログラム」と共創
・買物公園エリアの社会実験を8月から9月に開催
・空港業務の人材確保支援として保安業務、地上支援業務の新規採用者に奨励金を支給。
・上川管内以外から旭川で勤務、企業拠点開発する移住者の方々に支援金。

⑦   観光・スポーツ・文化

・ジェットスター就航を契機とした欧米豪へのPR強化や新規就航路線誘致活動の推進。ATWを含めた1市8町での滞在型観光促進。
・醸造文化等観光資源の磨き上げ
・令和5年度までに花咲スポーツ公園の再整備方針の整理、令和6年度は花咲スポーツ公園の新アリーナ基本計画の策定
・将来のフルマラソン化を目指した旭川ハーフマラソン新コースでの開催
・水原市との姉妹都市提携35周年で訪韓国
・優佳良織の普及促進事業補助金
・6月8日から16日まで旭川ミュージックウィークの開催
・市民文化会館の開館50周年企画、中原悌二郎記念彫刻美術館の開館30周年企画、中央図書館の開館30周年企画、博物館の100回記念企画展開催。

⑧   ゼロカーボン

・園内のペレットストーブを追加導入し6台へ。
・ゼロカーボンZOOを中心とした脱炭素エリアの方向性の調査・整理。
・木質バイオマス、ペレットストーブなどを導入する補助金の拡充
・中小企業の温室ガスの排出量を見える化等産学官金で連携
・公用車に電気自動車2台の導入を決定
・旭川産木材を使用した場合、最大500万円の高性能住宅の新築工事に対する補助を策定。

⑨   女性・若者・市民参加

・若年層の女性に対しSNSを活用した女性相談窓口の設置
・未来会議2030での意見をもとに女性のキャリア保健室を試行
・市政アドバイザー岸教授のご指導のもと、若者起業者育成プロジェクトの開始。

⑩   DX・市役所改革

・4年後、日本一の窓口を目指しグランドデザイン策定
・地域情報共有プラットフォームでは、健幸アプリを追加。町内会が抱える課題を町内会と小中学生が考え利便性向上
・市史のデジタルアーカイブ化
・電子入札の導入を建設工事約400件からスタート
・市有施設のオンライン予約を拡大導入施設は14施設から53施設に増。クレジットカードやPayPayなど電子決済に対応。
・単純な入力作業のノンコア業務と言われるものが、職員業務の42.3%を占めていることから、BPOによる業務改善可能性を調査。
・ふるさと納税次年度は35億円を目指す。企業版ふるさと納税も強化。旭川信用金庫及び旭川青年会議所と連携。


(つづく)



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