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物は減らせても、思考は手放せない

適応障害で約3ヶ月の休職期間が過ぎ、5月末に退職。
現在は無職中。
心身の回復期間としてゆっくり過ごさせてもらっているが、大なり小なり不安や焦りがつきまとっている。

その一つが「お金」だ。

傷病手当てという制度もあり、カツカツの生活ではないものの、貯金を崩しながらの生活が現実。
働いていない間は、お金が減っていく事での不安がつきまとっている。

社会人初めの頃は後先考えず物を買い、カードローン等で借金をしていた時期もある。
でも4~5年程前からお金の勉強を始め、ミニマルに暮らす事を知り、生活費を見直しながらコツコツ貯金をしてきた。

しかし今、働けなくなり収入が途絶えたこのタイミングで再度、必要最低限を見直し、ミニマルな暮らしを心がけようと思った。

先ずは不要な物を捨てることから始めた。
大きな物から小さな物まで捨てた。

そうすると、少しずつみえてくるですよね。
自分の物を買うときの傾向や癖が。

ミニマルに暮らす一番の利点は、
物を捨てる過程の中で、自分にとって大事なもの価値観に気付くきっかけとなることだと思う。
自分にとって大事なものとは、
物だけでなく、思考や外部からの情報のような目に見えないものも含まれる。
更に深めていくと、
その思考や外部からの情報の中にも、不要なものがあり、自分を苦しめやすい要因になっていたりする。

・見栄っ張りだったり
・バカにされたくなかったり
・完璧主義だったり
・他人との比較だったり

ミニマルな生活を心がけることが、自分を理解する1つの手段になるんだなと、少し実感を持って理解する事が出来た。
更にはごちゃごちゃしたものを、整理することが出来てるときは、疲労感が少ない。
それだけ物があるだけで、エネルギーを使っているのかもしれない。

ただ1つ難点は、
思考の場合、これは不要な考えだなと思っても、中々簡単には捨てられないこと。
ずっとその思考の癖で生きてきたから、捨てることには勇気がいる。
自分の思考に気付けるようにはなってきたので、今度はそれをどう手放していくのかが課題だ。

ミニマルに暮らす事は、自己を理解する1つの手助けになってくれると思う。









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