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中国のコロナ隔離日記 vol.1

你好!北京ひろしです。隔離というと海外から中国へ入国する際に行われるイメージですが、当方は中国国内にいるのに隔離(自宅観察措置)となっています。これはどういうことなのでしょうか。経緯から紹介してきたいと思います。

1.天津出張

1/8に出張で北京→天津へ行きました。日帰り出張ですが、北京市のルールで北京市外へ出ると戻るときに48時間以内に受診したPCR検査の結果が必要です。また訪問先が中高危険地区(以下のWechatミニアプリの北京本地宝で確認します)になっていると健康コードの色が危険地域に行ったことで変わってしまうため、対象地域になっていないこと確認。前日の1/7にPCR検査を行い、出発。天津で仕事を終えて、天津から北京までは新幹線で戻るのですが、北京行きの搭乗口の前でPCR検査結果の提示が求められます。1/7の結果を提示して新幹線に乗り込み、その日のうちに北京へ戻りました。

メニューの「全国风险等级查询」から確認します

2.念の為PCR検査

北京に無事戻りましたが天津でオミクロンの感染者が増えているというニュースを見たので、1/10に念の為PCR検査を受けました。結果が出るまで自宅勤務にしてもらい様子見。結果は陰性でホッと一息。

3.市役所からの電話

それから数日間北京で過ごしていると1/13に突然市役所から電話が。どうやら北京から市外に出て戻ってきた人全員に連絡しているようです。
要件は「あなたは天津の中高危険地区へ行きました、よって今日から自宅隔離となります」と。
まったくもって意味が不明だったので以下を確認しました。

  • なぜ今更隔離されるのか?

  • 訪問した天津の地域は中高危険地区になっていないことを確認しているのになぜ?

  • 北京に戻った後もPCR検査をしていて陰性なのになぜ?

その1 なぜ今更隔離されるのか?

市役所の担当者曰く、「1/11に訪問した地域が中高危険地域になりました」と。さらに「1/11から2週間前に遡って、その地域へ行った履歴のある人は全員自宅隔離です」と。つまり1/8に訪問したあなたは該当者なので隔離です、と。そんな情報はどこのサイトにも載っていないと騒いだら、証明書を発行すると連絡があり以下の書類が届きました。

自宅観察要請書

その2 訪問した天津の地域は中高危険地区になっていないことを確認しているのになぜ?

訪問した当日にどうであったかは関係ありません。1/11から中高危険地域になった、あなたはそこへ行きました。2週間遡って全員隔離です、以上。

その3 北京に戻った後もPCR検査をしていて陰性なのになぜ?

北京に戻ってからの状態は関係ありません。1/11から中高危険地域になった、あなたはそこへ行きました。2週間遡って全員隔離です、以上。

もう中国語も日本語も通じません。黒霧島お湯割りでも飲んで寝るしかなさそうです。

4.隔離スタート

翌日の1/14から隔離がスタートしました。午前中にPCR検査隊がやってきます。喉、鼻、環境(机の上など)の検査を実施しました。その後ドアの開閉を検知?するための謎のIoTデバイスが家の入口に取り付けられます。

ドアを開閉するとランプが点灯します。

そして玄関前に荷物置きとゴミ箱が設置されます。大連の隔離先ホテルを思い出しました。デリバリーはいつも通り注文できるので助かります。

5.おわりに

如何だったでしょうか。北京はオリンピック前で厳戒態勢になっていて、私以外にも多くの人が自宅隔離されているという話も聞いています。中国にいらっしゃる皆様は移動の際にはくれぐれもお気をつけください。
次回は隔離が終わるタイミングでまたリポートしたいと思います。

最後まで閲覧ありがとうございました!

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