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たむらぱんファンクラブ -2007- 僕と音楽と(40)

2007年1月24日 tamurapan(たむらぱん)LIVE @渋谷o-nest

昨夜は、tamurapanさんのLIVEを聴いてきました!

set-list

①Tea
②まやかしの街
③アミリオン
④お前ぶただな~送らぬ手紙~
⑤ライ・クア・バード
以上、今日は特別だというBand編成。
最後は、MySpaceでお馴染みの
⑥回転木馬
を弾き語りで歌ってくれました。

何でセット・リストがちゃんと書けるかというと、
彼女の手作りチラシとアンケートにちゃんと書いてある(優しい子だ)。

だから違う曲を歌っていたらわからないけど、
曲名を言わなかった④以外はそのとおりでしたから、正しいセット・リストです。

1曲目が始まると、会場もあり、荻窪や下北沢ロフトあたりで追っかけをしていた、SUGAR BABE時代のター坊(大貫妙子)を想いだしてしまった。
それにしてもしっかりした歌声で、ハイトーンはとても強い。
彼女のハイトーンは、録音処理の技術がしっかりしてないと捉まえにくい感じ。
プロフで聞いただけでは、この声は伝わらない。生歌を聴く喜びがある。

曲調に富んでいて、2曲目とか4曲目の曲の始まりは、
ちょっと鼻にかかる歌い方も併せて、たぶん矢野顕子の影響を感じてしまう。(矢野さんの夢を見るくらいだからいいでしょう(笑))。
ブリッジに入ると、持ち味のハイトーンなので、この感じが彼女の素地だと思う。

5曲目はLike A Birdだと思って聴いていたら、チラシもアンケートも、
ライ・クア・バードだって(シャレかな?)

自己encoreの回転木馬は、きっと現在の彼女の自信作なのだろう。
Teaと回転木馬が、一番素直なtamurapanさんの個性かなと思います。

彼女には確かなtalentがある。頑張れtamurapan!

「tamurapan in 武道館」を夢見て。

さて素顔のtamurapanさんはというと、声から想像していたよりずっとかわいい。かわいいというのは、可愛いというのと、小柄だというのと。
オスマシさんだと、京美人風です。(京弁ではなかったけど)
笑うと、ちよっと山瀬まみの笑顔に似ています。
(ためしてガッテンを見てると、山瀬まみはほんとに知的で大好きです。)

ちなみに、メールで教えてもらったんだけど、

分けポイントは tam・rapan です。 つのだ☆ひろ みたいな感じで。
ほんとはrapinと書くみたいなのですが、『うさぎ』って意味で。
そんでたむらのら繋がりでたむらぱんと・・・・笑

ということだそうです。

いやぁ、しかし、渋谷の街は変わった。
30年前、授業がハネると、明治通りを都バスに乗って、道玄坂を登り、
百軒店のストリップ劇場に目もくれず(?)、'Black Hawk'に通って
コーヒー一杯で'70sを聴きまくった。
今は、マークシティとかいうのができて、坂登りも要らなくなったけど、
円山町だけは、相変わらず円山花街・母の街で、
男一人でも、誰かと二人でも歩きにくい街に、
Live Houseが5つもできていて、入り口にギャルが屯している。
でもエレベータの中でみつけたチラシ。ロフトって新宿にまだあるんだ・・
青春の日々に引きずり込んでくれてありがとう、tam・rapanさん。
また、聴かせてネ!

2007年2月16日 たむらぱんLIVE@渋谷eggman

今日は、この前の円山町よりずっと安心な、通い慣れたAX近くの渋谷eggman。
今夜のTamurapanは、おなじみの(なのか?)毛糸lapin帽子、
でも今日はボンボンだけでなく、ちゃんと耳当てもついてる(笑)。
あと紫のケープ、紫は難しいのに、よく似合ってる。
ちょんとキーボードの前に座ると、一曲目はおなじみの「Tea」から。
彼女の歌声を聴いて、ちょっと安心した。
MySpaceでちょっとだけ有名になった彼女が緊張したりしないかななんて、
少しだけ心配したりして。
でも今夜は、この前より楽しそうに歌っている。
マミlikeスマイルは、負けない素敵な笑顔だ!
ノリのいい、「お前ぶただな」が続く。
CDを聴きこんだせいもあるけどTamurapanの曲は、
どれも確かな彼女だけの個性が確立している。まるで昔から知っている曲達のように。
MCの後は、キーボードを離れて、ハンドマイクで、僕のリクエストに応えて「じゅ」。
ウソ、何曲か勝手にリクエストした中に、一曲当たり!と言ってくれた。
二年振りに歌うという。
もう一曲、「万月」。ギターの森君のソロがSUGAR BABEの村松邦男を思い出させた。
キーボードに戻って、30歳を超えて思春期に入った友達を見て創ったという
「ライ・クア・バード」。
幾つになっても恋をするってことだろ? そうだよ40歳を超えたって、ちゃんと恋をする。
50歳を超えたって・・まだしてないか・・いやいやTamurapanに恋してるかな??
最後は、1月と同様に、みんなの大好きな「回転木馬」をソロで歌い上げた。

"明日は新しい所からあたしを見てみよう
色づけたあたしを見て いつか笑えるでしょう"

bandは久し振りと言っていた一月より、全曲安心して聴けたいいLIVEだった。
帰り道、もらったBMGのチラシに、Tamurapanの絵が使ってある!
メジャーデビューか!? BMGはいいぞ、達郎と一緒だ(笑)。
春にリリースされる3rdアルバムがいよいよ楽しみになった一夜でした。

2007月2月16日 たむらぱんLIVE@渋谷eggman

set-list

ヘイヨーメイヨー
Tea
お前ぶただな~送らぬ手紙~
アイノウ
責めないデイ
ライ・クア・バード
回転木馬(solo)
(encore)
アミリオン(solo)
「例の新曲」ぶっ殺すぞ(solo)

全9曲 きょうはたっぷり小一時間!

「例の新曲」ぶっ殺すぞはHigh Standardの難波さんとのコラボだそうです。

最初にo-nestに恐る恐る足を踏み入れた時を思い起こせば、
一度来たことのあるライプスハウスは心強い。でなければ、
ちょうど入っていた頃、彼女の前のグループのAo-Nekoのvocalさんが、かなりのテンションでMCなどやっていたので、僕はビビったと思う(笑)。

ステージのセッティングの合間に、スクリーンが降り、
「お前ぶただな」と「回転木馬」のPVが流されていた。
そのスクリーンが上がると、たむらぱん、衝撃の登場である。

そこには、hand-micで、たむらぱんが立ち、そして・・
あの、ニット帽子が無い!

そう、今日はbandはkeyboardを加え4人。
彼女は、hand-micで跳ね回る(rapinだからネ!)。
落っこちる帽子は最初から被らない(ということか?)

トリでもあり、PAが大きめで、彼女のvocalもややon-mic気味。
本来マイクの要らない彼女のよく伸びる声には、持ち味を殺し気味だけど、
今夜は、たむらぱんthe Rockerなのだ!
で、コステュームは襟首と袖周りからはショッキング・ピンクが覗く。
というほど、いつもと違うわけではないよ。
たむらぱんは、たむらぱん、なのだ。

ハロウのレコ発LIVEだが、一曲だけ1stからの「アイノウ」の出来は出色だった。
この辺で、声もよく乗るようになったところで、みんな大好き「責めないデイ」。
静かに歌い始めるこの曲は、たむらぱんの持ち味、全開だ。
そのまま「ライ・クア・バード」でThe Rock Singerたむらぱんは、最後の曲となる。

ようやくいつものように、一人Keyboardの前に座り、「回転木馬」。
ちょっとon-micで歪みが入って彼女のベストとは・・ちょっと残念。

さぁ、いよいよ、お約束のencoreだ!
encoreは「アミリオン」。Rhythm Boxと一緒で、とても素敵な仕上がりだった。

もう一曲、新曲の「ぶっ殺すぞ」は、コラボ版が5月にupされるそうだ。
今夜のアレンジとどう違うか分からないが、popな新曲が出来上がった。
悲しみをぶっ殺す、という歌なのかな?みなさんお楽しみに!

さぁ、いよいよワンマンライブだ。羽ばたけ、たむらぱん!

2007 年 3 月 30 日 たむらぱん ニュー・アルバム「ハロウ」レビュー

そろそろ、ハロウも届き始めたので、アルバムレビューを書いてみたいと思う。

書く気にならなければ物など書かぬ僕だからo-nestとeggmanの二度のライプレポートに続いて、アルバムレビューもという気にさせる傑作だと思う。

1stアルバムは、本人には深い思いがあるだろうけれど、良くも悪くも、若々しいアルバムである。

o-nestのライプの後に、2ndアルバムを聴いて、僕は彼女にこんなメールを送っている。

「僕の耳では、あなたの音楽は成長していると思います。
1stアルバムでしか表現できないものというのも確かにあるのですが、
若さが持つ余分な棘が取れたのだと思います。
多くの人があなたの歌を聴くのにこれはとても大切なことだと思います。」

3rdアルバムで彼女の音楽はまた一段と成長しているのは、みんな同意してくれると思う。

彼女のジャケットから歌詞カード、レーベルに及ぶパッケージデザインに対するこだわりは、実際に手にした方の楽しみとして、そして、彼女の言葉世界は、歌詞を味わってもらうこととして、曲とアルバムとしての印象を少し。

アルバムは、すっかりおなじみになった「ヘイヨーメイヨー」から始まる。
キャッチーでpopな感じは、「Tea」と並んで、ライブのopeningにも使われていくかもしれない。
打ち込みのパレード音に続いて聴こえてくるchorusは、彼女自身の多重録音なのか、サンプラーか何かなのか、最近の技術には疎いのでよくわからないが、途中、明らかに肉声のchorusもあるので、両用しているのかもしれない。将来、本格的なback chorusを従えてのコンサートともなれば、また違う顔の曲になるかもしれない。

すっかりコアなファンをつくってしまった「お前ぶただな~送らぬ手紙~」は、ライプでもband演奏が際立つ曲だが、ここでは、一曲目は任せたpianoを彼女自身が弾いている。そう、あのダイナミックに入ってくるpianoだ。
これもいつかコンサートで、彼女自身にgrand pianoを弾いてほしいね。

続いてpianoから始まる「責めないデイ」だが、こちらのpianoは別credit。
彼女は、keybordと打ち込みで、chorusやstringsの効果を出しているようなので、これもfull bandでのコンサートにすると、rock band編成とは違う感じになると思う。

「アミリオン」のpianoは彼女。彼女のpianoはなかなかの腕前だと思う。
EllingtonやDr. John風な弾き方をマスターすると、この曲での彼女のvocalが際立っていることもあり、さっきから気になっている、chorus & stringsもあわせて、かなりsoulfullな曲になる。

「回転木馬」は、間違いなく現在の彼女の代表曲。
classicalなpianoに伴奏を任せ、朗々と歌い上げる姿は、ライプでの弾き語りとは異なる姿だ。生stringsも加わり、これは、ドレッシーにお色直しをしてencoreで歌ってほしい。
Joni Mitchellにも勝てるね。

「ストーリーテラー」のpianoは彼女。彼女のvocalは、ここまで熱唱3連続tracksが聴ける。
サポートのcreditがみられるが、彼女自身のstrings arrangeも全篇を通して相当なものだと思うのだが。

こちらもファンの多い「ライ・クア・バード」~「Tea」は、band編成。
せめてchorus隊だけでも従えたライブが、早く実現してほしい。
「Tea」は、o-nestで彼女の魔法にかかった曲なので、個人的には思いが深い。でももう矢野さんの影なんか感じないね。

「キースとモモ」、「スクランブル街道」、「まやかしの街」は彼女のsolo世界。

「WARAW」の彼女のvocalは、他の曲と異なり、かなりのhigh-noteを斉唱している。CELTIC WOMANでも髣髴とさせるようなchorus & arrangeだ。
この感じは次の、「スクランブル街道」にも引き継がれる。
最 初はあまり感じなかったが、全体の曲構成もトータル・アルバムとしてかなり意識しているようだ。

「いいよ」は、ライブで演るのかな。これもフル編成のコンサートでは違う感じで面白いと思う。

「まやかしの街」は、彼女の今のライブの音の感じに一番近い。
それでも彼女の生の歌声は、違うものがある。

ともあれ、たむらぱん世界が確立した作品である。

早くメジャーになって、思う存分の音世界を創ってほしい。
Live in 武道館は、piano一台なんかじゃなくて、満を持してフル編成で実現してほしい。そう武道館よりもっといいホールの方がいいかなぁ。
応援してるから。

 たむらぱんは、この後、6月にワンマンライブを行ない、翌年2008年にはメジャーデビューを果たし、10枚近いアルバムをリリースし活動を続けている。武道館は未だだが、数多くのライブを楽しませてもらっている。

 でも、このインディーズ時代の5年間に、彼女の才能は既に花開いており、時代が彼女に追い付くのが遅かっただけだと僕は今でも思うのだ。

本日の一曲
たむらぱん「回転木馬

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