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愛しの玲里の物語pt.1 -2009- 僕と音楽と(35)

2009年1月30日
玲里 LIVE at 四谷天窓.comfort

 年越しの念願の玲里さんのライブ。
 彼女の特徴は、あの目力、ライブ写真の強いオーラ、音源での軽い声、ブログでのコケティシュな語り口。僕の中ではアンバランスで焦点を結ばない。
 そして、僕の40年のmusic loverの勘は、ライブへ行けと告げていた。

show started 21:15

 僕はすっかり勘違いしていてg.弾き語りをイメージしていたのだが、彼女はp.弾き語り。
 彼女のビアノ曲はとても完成度が高い。曲想は奇をてらわず個性的。ビアノの演奏も力強く、表現力豊か。何より、その歌唱は中低音を力強く押し出す時、とても魅力的な個性に輝く。
 g.の弾き語りは、立ち姿勢になるため、高域が押し出されて、個性が薄まる。band向きかな。あくまで、僕の好みだけど(笑)。

show ended 21:55

 幅広く聴くほうな僕だけど、好き嫌いはハッキリしていて、肌が合わないと二度と聴か ない。
 玲里ライブには、度々足を運ぶだろう。

set-list

FAKE p.
ハロウ p.
STRAWBERRY SKY p.
ジュリー g.
ジュリー(reqrise) g.
爆音 g.
NEVER EVER p.
JOY p.

2009年2月9日
玲里(Rayli) Live at 吉祥寺STAR PINE'S CAFE

 行けなかった暮れの、あの見事なband live写真を見て以来、どれだけ待ち焦がれたことか。
 なぜかあのゴジラのテーマが流れる中の登場。僕はリアルタイムなので懐かしい(笑)
後方左から難波弘之(key),松本慎二(b),楠均(ds)右手に吉良知彦(g)、そして左手に玲里(p.)

show started 20:50

 openingは、ともさんとnobuさんを虜にした"FAKE"のband version!
 この曲は本当に完成度が高いけど、それはband versionで聴くと更に際立つ。
 intro.やendingのarrangeがOldiesのfakeになっている。
 続いて、"プロローグ"。
 a.g.に持ちかえて、"DREAMER"、そして"爆音"。
 この曲は、ちょっと苦手だったのだけど、band versionで聴くととてもいい。
 bandが中音域をカバーしてくれる。
 難波さんがp.に座って、"キスをあげる"。
 玲里はついにhand mic.
 定位置のp.に戻って、この前の新曲"ハロウ"をプログレ風に。
 そして、最後は同じく新曲の"JOY"を。
 この前の大合唱に味を占めた玲里は、まるで達郎の"夏の陽"のようにアカペラで、気持ちよく締めた。ニコっ

show ended 21:35

 今夜はあの玲里smileを思い浮かべて、いい夢をみよう(笑)

set-list

intro.ゴジラのテーマ
FAKE p.
プロローグ p.
DREAMER g.
爆音 g.
キスをあげる vo.
ハロウ p.
JOY p.

2009年3月24日
玲里LIVE at 表参道FAB

 久しぶりのFABである。
 懐かしのFABに、玲里、初登場である。いやが上にも、期待は高まる。

show started 19:35

 お馴染みの"FAKE"から。band versionを聴いてしまうと、少し心もとない。
 ここは客席が見えない、皆そう言う。
 次は、僕には初"キャンディ"。玲里のvocal自体、ppからffまで、大きく振幅する。
 "ハロウ"、あたりで少し落ち着いたか玲里。
 苦手だった"爆音"が大好きになってきた僕は、既に玲里中毒か(爆)。
 "JOY"、今日はアカペラ・コーラスは不発。
 bandのオケで"プロローグ"。
プログレの子、玲里の意味がわかってきた(笑)

show ended 20:10

来月は、音の良い440。
私設ファンクラブを創ったので、みんな、ファンクラブへどうぞ!

set-list

FAKE p.
キャンディ p.
ハロウ p.
爆音 g.
JOY p.
プロローグ p.

2009年4月28日
玲里 Live at 下北沢440

show started 21:15

 まずは、お馴染みの「FAKE」から。
 本人も書いていたように、彼女は今、音楽の成長の盛り。聴く度に、この最もdramaticな曲を書き、最もdramaticに歌い上げる彼女の歌は、完成度を増し、いやまだ成長を続けている。
 続いては、僕には、お初の「禁断の華」。
 Yellow Monkeyのcoverだという「So Young」これが、完全に玲里節になっているのは凄い!
 guitarに持ちかえて、お馴染みの「ジュリー」と「爆音」
 keyに戻って、「天国へのカウントダウン」この曲の途中で、囁くような歌い方は、シャウトを多用する彼女の魅力をこれから際立たせていくだろう。
 最後は「JOY」
 endingは、今宵はア・カペラ版。決まった!

show ended 22:00

今夜は思い切り歌ってみたが、聴こえたかな?

set-list

FAKE
禁断の華
So Young(cover of Yellow Monkey)
ジュリー(g.)
爆音(g.)
天国へのカウントダウン
JOY

2009年6月6日
玲里 Live at 下北沢440 again

 自称"雨女"の玲里君、面目躍如の雨(笑)始まるまで、映画でもと思っても、そう都合よくはいかず、この雨では、さっさと440へ。
 開店時間を調べていなかった僕は、30分以上前に着いてしまった。
 店の入り口で人待ち顔の女の子・・何のことはない玲里さんだった(爆)
stageの上では大きく見える彼女も、昨今では小柄な感じかな・・
 5月のTrioは、カブったので、ちょっと久しぶり。

show satrted 20:25

 openingは、今日は持ち込むと言っていた、愛機のKORG/OASYSで"FAKE"。プログレ様式美の玲里としては、しばらくは、openingはこの曲で決まり(笑)
 彼女が、そのrootsをプログレだと言っても、そうピンときていたわけではない。
 この"FAKE"をこうして聴きこんでくると、最初は時々不安定なのかと思っていた、彼女のvocalが、どのフレーズも実は必ずキチンとそういう歌い方をするのがわかる。
 vocalese風に、自分の声と身体をcontrolしていて、なるほどプログレ育ちだと lolそれにしても、あの声はあの身体の何処から湧き出てくるのだろう。
 今日は、新曲を披露すると言っていた一曲目、"MISS BEAUTIFUL WORLD"。
 「Love Songを書くのは苦手だが、これは上手く書けた」という。それはそうだ。これはmelodyがlove song。そういう歌詞を書けと言っている(笑)
 最近、溢れるように曲が生まれてくると言っていた彼女。確かにそういう時期なんだろうと信じさせてくれる、素敵な曲だ。
 guitarに持ち替えて、"ジュリー"。
 そして今度はguitar曲の新曲"TOYLAND"。guitar曲は、聴きこんでいくと馴染むかな。
 "爆音"は、人気が高い。そういう僕もいつの間にか感化されている(爆)
 様式美のclosingは、keyで"HALO"、そして"JOY"で決まり。
 "JOY"はclosingのMCからそのまま演奏に入り、最後のchorus部は、今日は演奏長めで、a cappellaは2chorus。

show ended 21:10

 足繁く通いつめる音楽には、一種中毒にも似たspiceが必要だ。玲里の音には、今、そのspiceが満ち満ちている。

set-list

FAKE
MISS BEAUTIFUL WORLD
ジュリー(g.)
TOYLAND(g.)
爆音(g.)
HALOJOY

2009年6月19日
玲里Band Live at 吉祥寺STAR PINE's CAFE

 2月以来、待望のBand Live!

show started 21:30

 玲里のmember紹介順に、stage右側から、吉良知彦(g.)、楠均(ds.)、松本慎二(b.)、難波弘之(key.)そして、中央にはもちろん我等が玲里(vo.,p.,a.g.)!
 openingはもちろん、最早定番の"FAKE"!玲里と難波さんの3台のKORGの音が被るので、小鳥の囀りのようなSEっぽい音まで含めて、彼女のこの曲のdetailを、より一層際立たせる。
 "HALO"では、吉良さんのe.g.が呻り、これもsoloとは異なり、もともと複雑に構築されたこの曲を、よりドラマティックに。
 soloもいいが、やはりこのband編成による演奏は好い。たしかに腕達者揃いだが、これは見事に玲里バンドなのだ。
 この2曲の完成度は、既にこれ以上ないほどに高いが、まだ進化するのだろうか?
 続くslowの"プロローグ"は、玲里が僕らに聴かせる以上に、本人が一番聴きたいタイプの曲なんではないかと思う。もう一人の玲里が演奏すれば、玲里はファンになるだろう(笑)
 g.に持ち替えて"DREAMER"。ん? ギター新しくしたのかな?ちょっと小振りなbodyで、好い色合いの木目だこと。欲しいなぁ・・物欲をそそる(爆)
 前回、初披露された"TOYLAND"のband version。玲里がxxx、難波さんがpee(放送禁止!)みたいな遊びも。先回書き忘れたが、この曲は最後に悪戯っぽく、「バイバイ!」と言って、玲里が微笑んで終わる。
 g.の名曲"爆音"も、難波さんのKORGが、まるで"In The Court Of The Crimson King"か、Moody BluesのMellotronのように重厚な音に仕上げていく。
 僕的には、前回披露されたもう一つの新曲のBallad、"Ms.BEAUTIFUL WORLD"がとても好き。
"JOY"は今夜はラス前、もちろんみんなでchorusを。
最後にもう1曲、"HAPPY ORDINARY DAY"でもchorusを。あー楽しかった(笑)

show ended 22:30

 玲里はとても若いが、玲里bandの音はもう既に円熟の音さえ聴かせている。これからいったい何処まで進んでいくのか、想像もつかない歓びがある。

set-list

FAKE
HALO
プロローグ
DREAMER(g.)
TOYLAND(g.)
爆音(g.)
Ms.BEAUTIFUL WORLD
JOY
HAPPY ORDINARY DAY

 この後、突然、玲里は僕らの前から、姿を消す。
 玲里の元気な姿に再び逢えるのは、半年後の11月末となる。

本日の一曲
玲里「ペシミストの夜明け

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