![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/99705202/rectangle_large_type_2_6caff0e9304005d8ea9d3fd97aa86336.jpeg?width=800)
和太鼓を聴き終えし後のカタルシス全てを肯定したくなる夜
水戸出身の池辺晋一郎が水戸芸術館のためにプロデュースした『現代音楽を楽しもう』という企画で、林英哲の和太鼓を初めて生で聴いた。
客席に背を向けて、大きな太鼓に対峙した林英哲の背中が美しい。太古より、パーカッションは、神と交信するための道具だった。リズムに乗って、魂が呼び覚まされ、神が降臨する。
音楽を教養とか芸術という狭い部屋に閉じ込めてはいけない。本来、音楽とは生命の発露であるべきだ。「生命」を感じることができるほどのコンサートは、そうあるものではない。
1996年 水戸芸術館
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?