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目で見て口で言へ(演劇篇)2本目「The Short-Shortcakes in Showcase 2023」

シアターミラクルで短編芝居のオムニバス公演「The Short-Shortcakes in Showcase 2023」Eチーム見て来ました。シアターミラクルは、ワタクシが小劇場界隈でほんのり動き回ることができるようになったきっかけになった劇場です。

Showcase」とあるように、短いお話がA〜Hに分かれたチームにそれぞれ3本〜4本集まった圧巻のオムニバス。舞台で拝見したことある方や共演した方々の名前がいっぱいで、できれば全チーム見たかったのですがーー残念ながらEチームしか見ることかないませんでした(T . T)

ただ、今回前売当日が同じ料金だったので、ふらりと当日券で行ってみる、という個人的ミッションを遂行出来たのはよかったです。先月のシアターコクーンの当日券チャレンジで味をしめました^^;(前売当日が同額というのも助かりましたが、受付でコロナ対策で連絡先を書いた紙がチラシ?の裏紙だったのにちょっと驚きました)

さて、Eチームは「ひろいもの、についての市川さんの見解」、「双子の兄妹」、「フェイギン」の3本。「ひろいもの、についての市川さんの見解」は最中さんの一人芝居。スマホにかかって来た電話。今作は再演だそうで、初演の時はスマホではなくガラケーだったとのこと。タイトルがすべて物語っていて、オチが非常に鮮やかです。かけてきた人が迂闊すぎんじゃね、と帰りの電車のなかで思いましたが、いや、これ結構ありうるかも(ただ気づかないままあんなに長く話すことはないでしょうが^^;)。

続いて港谷順さんの「双子の兄妹」。塔の上の部屋で外ぼ世界で憧れている妹と外の世界を謳歌する兄の物語。役の切り替えが自然でした。舞台となっている世界が日本ではないようだったのはなぜかと考えましたが、元々の発想がご本人の「きょうだいの劣等感」であれば、あえて自分から遠い世界に設定したのかも、とも思いました。ご本人の作品に関するnoteもあるので、ご参考までに。

最後は窪寺奈々瀬さん作演出「フェイギン」会社の同僚ふたりの緊迫感溢れる会話劇。互いの考え、人生観のようなものが真っ向からぶつかって行く展開は、見ていても面白いですね。でもなぜ最初に彼女は会社の金を横領した彼女のところに行ったのか、よーく考えると今ひとつ腑に落ちないところがありました。

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