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目で見て口で言え「田瓶奇譚集」

大好きな肋骨蜜柑同好会の特別企画「田瓶奇譚集」を配信で視聴。五つの団体が、架空の都市「田瓶市」を舞台にした奇妙な物語。ワタクシ数年前には住んでいたところなので、懐かしさも感じました。

あら、なにかお探しですか?なにが知りたいの?
田瓶市ははじめて?それとも、何度かおいでになったことが?おもしろい町でしょう。
ここにはね、いろんな本がありますよ。そりゃあなんでもってわけにはいかないけれど、まあそれなりに。
そう、オハナシが読みたいの。それならたくさんありますよ。なんなら私のとっておき、お教えしましょうか。

田瓶市立図書館の貸し出しカウンターにはいつも、噂好きの司書が座っている。不思議な話がききたいときは、彼女に話しかけてみるといい。きっと、嬉々として話してくれるはずだ。山間の町田瓶市でまことしやかに囁かれる、奇妙奇天烈な「オハナシ」たちを。

劇団肋骨蜜柑同好会が特別企画として贈る、妄想都市の「奇譚集ホラーアンソロジー」。5つの団体が、田瓶市を舞台に約30分の短編を書き下ろします。一筋縄ではいかない劇作家達による、千夜一夜の物語をどうぞお楽しみください。

二つのチームに分かれており、チーム「奇」にはAURYN、Mrs.fictions、肋骨蜜柑同好会、チーム「怪」はたすいち、日本のラジオ、肋骨蜜柑同好会という顔ぶれ。各団体の「物語」の詳細はサイトでご確認を。

どの話も切り口がそれぞれで面白かったのですが、個人的に特に好きなのは「そして誰もいなくなるまで待って」(何となく米ドラマ「フリンジ」を連想したです)「もっけの幸い」(赤星雨さんが素晴らしい!あと小島さん眼球の表面がすごく乾きそうでハラハラした)「くるくるさん」(ああ、こういう都市伝説をこんな風に見せられたらますます好きになってしまう!摩周先生、お久しぶりです)です。もっといろんな団体の描く「田瓶市」の話が見たいですねえ。

そして物語の間をつなぐ田瓶市の図書館の司書(嶋谷佳恵)さんがねえ、佳いですねえ、何しろクロミさんですもの。はっきり名乗ってはいませんけれども、絶対あの方はクロミさんですよね。見るの、好きなんですもんね。そして彼女が話しているのは平田さん。これまたどの「平田」さんかは不明ですが。

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