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目で見て口で言へ(美術篇)「大阪の日本画展」「久喜ようた個展」

東京ステーションギャラリーで開催中の「大阪の日本画展」に行ってきました。BS日テレの「ぶらぶら美術・博物館」という番組で紹介していた北野恒富や中村有以の絵が見たくていったのですが、残念ながら北野恒富「」は展示が終わっていました。でも中村貞以や島成園の絵はしっかりじっくり見れたので大変よろしうございました。

特に中村貞以はチラシにもなっていて番組でも紹介していた「失題」が素晴らしかった!だけではなく、展示の終盤にあった「夏趣二題」「」が素敵でした。幼い頃に手を火傷したため、両手を合わせたあいだに筆をはさむという方法で描いた貞以。いやー、すごいですわ。また、島成園の「祭りのよそおい」の可愛らしさの裏に潜む厳しい現実が、見ているとじわじわ沁みて来ます。

初めて行ったステーションギャラリーは、なかなか面白い場所でした。ギャラリーグッズは毎度お馴染みの絵葉書を買いました(発作的に知り合いに出す用)。次の展覧会は3月に行こうとして叶わなかった甲斐荘楠音!これは行かねばなりません。

続いて、この春から利用している棚(箱)貸しブックカフェ「ネオ書房アットワンダー店」さんのイベントスペースでの「久喜ようた個展」を見て来ました。細密なタッチと、カラフルな色遣い。109日間毎日1枚描くというルールが、途中から1日2枚になったりしたそうです。ワタクシ個展など見に行った際ご本人が在廊されていると途端に人見知りが発動してそそくさと早足で見て帰ってしまうことも多いんですが、今回は作者の久喜さんからさりげなく話しかけてくださったので、落ち着いてじっくり拝見しましたし、こちらから質問なんかもしたりして!これには我ながらびっくりしました。なんと久喜さん、フリーペーパー「」の企画?で最近本厚木に行かれたとのこと(「」の号外ちょうだいしました)。大きめのQP人形の肌に極細の油性マジックで模様を描いてる作品は、自分に触ったり持ったりしてくださいといわれました。これがまた模様が細かい!期間中はライブドローイングでお客さんの腕とかに描いてくれたりしたようです。

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