iPhoneを落として総取替したら、AppleとeSIMに苦しめられた話。
iPhoneを落としてしまいました。
其れ即ち「死」なわけです。
右上にクモの巣上の傷が。
私はどうも傷が入ったまま使い続ける気にはなれないのです。多少の傷はものともせず使い続ける人もいらっしゃるのはわかるのですが、毎日かなりの時間使うものなので、傷を触るたび運気が下がりそう。あくまでも個人の感想ですが。
幸いAppleCareには入っていました。偉いぞ、2年前の私。
しかし調べてみると、あと4日でAppleCareは切れる。
iPhone12Pro Maxだからね。
13にしようかなー、14が出たなーとかグダグダやっている間に2年経っていたわけです。
Appleサポートに電話してみますと、お近くの(しかしそう近くもない)Genius Barは数日は予約が取れない状態。しかも、1週間分しかスケジュールがあらかじめ発表されないんですね。
そうこうするうちにAppleCareが切れてしまう。
私が取れる道は、数千円払って前面ガラスだけ取り換えるか、12,900円払ってiPhone丸ごと総取替する道か。
ただしGenius Barは既に直近は予約でいっぱいなので、その間にAppleCareが切れてしまうため、この問い合わせをもってAppleから直送してもらうという方法を取りました。
よくよくiPhoneを点検しますと、側面にも多少の傷が入っていたので、近いうちに新機種にする場合の下取りの事も考えて、前面ガラスの交換ではなく12,900円払っての総取替をすることにしました。その方が下取り額がぐっと上がるので。
んで。
Appleからくるという新スマホを待っていたんですが、3~4営業日後にはお手元に届くという話だったのですが、この営業日には土日は含まないというはずだったのに、待てど暮らせど来ない。
いつまでたっても、ステータスが「お客様のiPhoneは間もなく発送されます」のまま。
10日以上たち、電話をかけようにもその時にはもうAppleCareが切れていたので、Appleサポートのアプリでは電話番号がわからない。
しょうがないので、それまでのやり取りでかかってきていた電話番号に電話して、状況を伝えると(もちろん10分以上待って)、かなり珍しいケースです、と。
通常ならば、とっくに発送されているはずなのですが、と。
そうだろう、そうだろう。
担当の部署が今日はもう閉まっているので、明日9時~19時の間に再度電話していただけますか、と。電話番号はこの電話番号で構わないので、と。
翌日、電話しましたとも。時間内に。
担当の部署とやらに取り次いでくださいとお願いしたら、その担当の部署は土日は休みなのです、と。
そんなの聞いていない。昨日の電話では明日の時間内にかけろと言われた。
などと言っても、今日の電話先の担当者さんのせいではないですしね。
「では、どうすればいいんですか」
と電話しながらメールを確認していたら数分前に「発送しました」通知が来ているじゃないですか。
発送したんならいいんです。なんでこんなに待たされたのか原因は知りたいけれど、そのための時間を使う気力もないのです。発送したらいいんですよ。あとは待つだけですよ。
ただ、3~4営業日が結局2週間近くかかったことは文書でクレームとして残しておいてくださいとだけお願いしておきました。次の人のためにも。
で、やっと新しいiPhoneが来たんですね。
私がAppleから聞いていた取り替え方法は、運送屋さんがくるまでに壊れた方のiPhoneのバックアップを取って、工場出荷状態のまっさらにして、それを新品のiPhoneと取り換えてくださいということ。
時間指定より配送業者さんが少し早く来て、まだ工場出荷状態にできていなかったので、もうちょっと待ってくださいとお願いしたら、先に受け取りだけしてください、他の場所を回ってきますからと言ってくれたので、多少の時間の猶予ができたため、既存のiPhoneがある方が再設定が楽だなと思い、ついその場で、データの入れ替えを始めてしまいました。
結果、新品iPhoneがOSのアップデートから始めたりで思ったより手間取ってしまい、運送業者さんには計3回来てもらうことになってしまいましたが(平謝り)、なんとかかんとかデータ移送完了。
壊れた方も工場出荷状態にし、運送業者さんに無事引き渡し、さあ、アプリの細かい設定でも、と思ったら。
LINEとか。
銀行系とか。
2段階認証が必要になりますよね。
認証用の番号がSMSで届くアレ。
それが届かない。
私はahamoなんですが、別キャリアからの移動組で、店頭に行くのが嫌さにeSIMにしていたんですよね。
なんて便利な時代なんだと思いながら。
今回それが仇になりまして。
元の壊れた方のiPhoneで「eSIMの解除」をしていないものだから、もううんともすんとも。
(ただし、工場出荷状態にするときにeSIMの設定の解除は同時にしています)
正しいやり方としては、おそらく、新旧と2台ある状態で、新iPhoneの方で「eSIM発行・再発行のお手続き」をする→旧iPhoneの方に2段階認証が届くので、それを新iPhoneの方に打ち込み認証する、で行けたんだと思います。
でも、そもそもAppleの言うとおり、取替品が届く前にバックアップをしてクリアにしてから玄関先で配送業者さんに交換してね、ではこの方法ができないんですよ。
物理SIMの事しか考えていないのかと思われ。
下手すると、物理SIMを入れたまま返しちゃうケースだってあるかも…
いえ、一応それはAppleサポートでご案内されはしましたので、そんな悲しい事故があってもAppleに咎はないですね。
そして今度はdocomoに電話。
今回わかったのが、docomoとahamoは違う会社かというくらい違うんですねということ。
結局docomoではわからないといわれたので、ahamoのチャットで相談すると(ahamoには問い合わせの電話は存在せず、チャットのみ)、docomoショップに予約を取った状態で行ってくれ、と。
最寄りのdocomoショップに電話して何とか予約を取りました。
これも意外と予約が取りづらく、携帯ショップも大変なのだなあと伺えます。
予約時間にdocomoショップに来店して、かくかくしかじかと説明しましたが、docomoとahamoは違うので、ちょっとお時間くださいと。
いいですよ、解決してくださるのならお時間差し上げますとも。
しばらく待って、結局eSIMからnanoSIM(物理SIMですね)に変更していただくしかないようです、と。手数料がかかりますが
そのうえで、どうしてもeSIMにしたい場合はまた改めて、eSIMに申し込んでくださいと。
そこまでeSIMに強い思い入れがあったわけでもないので、物理SIMにし直しました。事務手数料2,200円払って。これは次の電話代金とともに徴収されるとのこと。
担当の方には
「お客様、今までずっとオンラインですべてされてきたのですね。履歴がすべてオンラインになっていました」
と出不精がバレてしまいました。
というわけで、AppleとeSIMに振り回された話でした。
おかげさまで電話も開通し、2段階認証も届き、復元は捗っています。
結果オーライ(?)。
ともあれ、eSIMの方は機種変更の時にお気をつけください。
以上、どなたかのなんらかのお役に立てましたら幸いです。
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