見出し画像

<特別版>声優・笠間淳さんとスペシャルトーク!

忙しい毎日にホッと寛ぐコーヒータイムをお届け。ひろしま珈琲ラジオProduce by Hiroshima Station Project

今回は特別版です✨なんと、なんと広島出身の声優・笠間淳さんとのスペシャルトーク!ぜひ音声で聞いてみてください!

🎧Instagramで聴く→コチラ


笠間さんによるNEWタイトルコール

コヒカル:Good morning エブリワン!広島のコーヒーカルチャー伝道師、コヒカルです!皆さんタイトルコールの声が変わっていることに気づきましたか?実は今日のスペシャルゲストのお声なんです。いいお声過ぎて皆さんバッチリ眠気が覚めたのではないでしょうか?では、早速お呼びしましょう。アニメやゲーム、テレビなどで活躍されている声優・笠間淳さんです。

笠間さん:皆さん、おはようございます!コーヒーカルチャー伝道師見習い笠間淳です(笑)

コヒカル:ようこそお越しくださいました!まさかコーヒーカルチャー伝道師を名乗っていただけるとは思っていませんでした(笑)

笠間さん:僕ごときが名乗っていいのか、戦々恐々としながら名乗らせていただきました(笑)

コヒカル:いや~いいお声ですよね。朝から素敵な声を聴くとテンションが上がりますよね。ということで、今日は笠間さんに色々とお話を伺っていこうと思います!

本日のコーヒーのご紹介

ここで本日のコーヒーをご紹介します。自家焙煎コーヒー店、「BAGTOWN COFFEE」さんのコーヒー豆の中から笠間さんに選んでいただきました。

コヒカル:「BAGTOWN COFFEE」さんは、袋町にある豆の種類がとても豊富なお店で、オーナーの山本さんは、「ロースト マスターズ チーム チャレンジ2021」で1位を獲得した焙煎士さんです。笠間さんは普段コーヒーを飲まれますか?

笠間さん:純喫茶が好きなので、仕事と仕事の合間とかに純喫茶の喫茶店に入って、「色んな豆を使って…」とか、「自分の喫茶店こだわりの豆なんだ」みたいな感じのお店でコーヒーを飲ませていただくことが多いです。夜とかに飲み過ぎちゃうと眠れなくなってしまうかもしれないので、気を付けつつ、コーヒーを飲むのは好きですね。

コヒカル:今日のゲストにバッチリですね。それでは、笠間さんがチョイスされたマンデリンセリブラジャを飲んでみましょう。いかがでしょうか?

笠間さん:これを選ばせていただいたのは、最近割とスッキリあっさり目が多いなと思う中で、フルーツみというか、甘みを感じて珍しいなと思って選ばせてもらいました。朝とかはスッキリしたものが飲みたいかもしれないですけど、仕事終わって帰ってきて台本チェックとかしてる時に飲んだらいいなと思いました。

コヒカル:お仕事のお供にもいいかなという感じですね。ありがとうございます!皆さん、どんな味か気になりますよね。コーヒー豆の情報も投稿していますので、こちらもあわせてチェックしてくださいね。

笠間さんが声優になるまでに・・・

コヒカル:笠間さんに色々お話を伺っていこうと思います。笠間さんは広島のご出身なんですよね。いつから声優というお仕事に興味を持たれたのでしょうか?

笠間さん:声優自体を知ったのは、たぶん中学校に入ったぐらいだったと思うんですよ。もちろん、小学校とか、それより以前からアニメは見ていたんですけど、声優という職業というか生き方を認識し始めたのは、恐らく中学校入ってから。ちょうどその時に夕方5時ぐらいだったと思うんですけど、リアルタイムというか再放送が夕方5時の枠にはまっていたと思うんですけど、『新世紀エヴァンゲリオン』という作品をやっていて、それを見て声優さんっていう、いわゆるキャラクターの声をやられているんだというのを知って、そこからかなり興味を持ち始めたという気がします。

コヒカル:じゃあアニメがきっかけだったということですね。大学卒業後は声優のお仕事を始めるわけではなく、地元の新聞社さんで働かれていたんですよね。

笠間さん:ずっと心の中に声優というものの興味は持っていたんですけど、とはいえ芸能界ですし、普通に考えてやれるはずないって思っちゃうじゃないですか。ずっとそこで一歩踏み出すことなく、高校卒業して大学に入ってという感じでやってたんですけど、就職して仕事をするうちにやっぱりやり残したことがあるなあと。やり残したことをやり残したままにしたくないなというのがあって、仕事をしながら今お世話になっている事務所の養成所に通いつつという生活をしていました。

コヒカル:この後にも触れるんですけど、まさに諦めの悪い男ということだったんでしょうか。

笠間さん:なんかうまいこと言った感じになっていますけど(笑)

コヒカル:ありがとうございます。座布団頂きます(笑)。で、働きながら東京まで養成所へ通っていたということなんですけども、時間的にも体力的にも大変じゃなかったですか?

笠間さん:今考えると大変だったと思うし、そのエピソードを話すとみんな「よくやり続けたね」と言われるんですけど、やっている当時はめちゃくちゃ楽しくて、大変よりも楽しいが勝っていたんで。大変だったなというよりかは、夢を追いかける楽しさでずっとやっていた感じがします。

コヒカル:平日はお仕事をして週末に東京に行くという生活をどのぐらいの期間続けていたんですか?

笠間さん:約1年。ガッツリその生活だったのは半年ぐらいですけど。

コヒカル:大変ながらも夢を追いかけているという情熱がエネルギーになってたんですね。

笠間さん:そう思います。

コヒカル:養成所時代に思い出に残っていることは何かありますか?

笠間さん:うちの事務所で先輩のナレーターさんとしていらっしゃる、女性の方なんですけど。その方が僕の師匠で、僕が養成所に通い始めた頃にクラスを持っていただいて、色々なことを教えていただいたんですけど。その人から言われたことやその人から教えていただいたのは、いまだに自分の中にありますし、今でもその人の前で例えばナレーション読んでくださいとか、お芝居してくださいと言われるとめちゃくちゃ緊張すると思うので、できればそういうことに遭遇したくないなと思いながら過ごしてます(笑)。

あとは当時同じ釜の飯を食っていた仲間たちですね。同じクラスで同じ所属になった人はいないんですけど。でも初めて自分が純粋な夢を追いかける中で出会えた、同じように夢を追いかける人たちというのは、普通に過ごしてたら会わない人たちだと思うんですよね。小学校、中学校、高校と、合唱祭とか文化祭とか、体育祭とかのタイミングで「一緒に頑張ろうぜ」という思い出は作れたとしても、「俺これになりたいんだ」という同じ夢を持った仲間たちと色んな話をしたり切磋琢磨したりすることは中々ない事だと思うんで。すごく新鮮でしたし、当時の同期は今でも繋がっている人がいますね。

印象に残っている作品は?

コヒカル:2013年の声優デビューから様々な作品にご出演されていますが、特に笠間さんの中で印象に残っているお仕事ってありますか?

笠間さん:どの作品も全部印象に残っていますし、もちろん先ほど話に出た諦めない男、『THE FIRST SLAM DUNK』も印象に残っている作品ではあるんですけど、僕の中ではどの仕事もやっぱり同じぐらい大切ですね。そういう意味で平均化して考えると、一番最初にやった仕事かもしれないです。

コヒカル:自分の声でお金を頂いたというか、仕事に出来たというか。

笠間さん:そうですね。僕は声優としてのデビューとナレーターとてのデビューと時間差があるんですけど、声優としての仕事でデビューというのは、恐らく、作品名は『蒼き鋼のアルペジオ』というアニメ作品。そこに出てくる自衛官の役だったんですよ、初めてアニメの声をあてさせていただいたのは。なぜ僕にオファーがあったのかというと、いわゆる自衛官は日本中色んな所にいらっしゃるんですけど、広島の呉にいらっしゃるじゃないですか。その舞台自体は確か横須賀だったんですけど、たぶん呉の自衛官が横須賀に来ているという設定だったんですよ。

コヒカル:ピッタリじゃないですか。

笠間さん:そこで広島弁のセリフが初めてで。声優として初めてしゃべったのが「堪忍してつかあさい」というセリフでしたね。

THE FIRST SLAM DUNKの三井寿の秘話

コヒカル:最初のお仕事が広島に馴染みのあるお仕事、設定だったというのは印象深いですね。特に僕で言うと、やっぱり2022年公開の『THE FIRST SLAM DUNK』の三井寿役というのが僕の中ではビビッと来てるんですけど、そこら辺のお話を聞いてもいいですか。

笠間さん:オーディションはもちろんあったし、色んな事が秘密にされている中で行われたオーディションだったので、あまり進捗状況を聞くこともできず…。これは記念受験だと思ってやらしていただいたことも多いですし。あの作品に関しては、原作者で監督を務められた井上雄彦先生の脳内をいかにアウトプットするかという作品なので、そういう意味では井上先生と音響製作のスタッフさんと供に、色んなお芝居を出して、井上先生がどう感じられるかというのを。あまりアニメで原作者の方とやり取りをするっていうタイミングはあまりないんですけど、ザ・ファーストに関していえば、井上先生とのコミュニケーションというかやり取りがめちゃくちゃある中で収録したので、僕の中でも中々ない形式の仕事だなと思いました。そもそも僕も子どもの時にスラムダンクを読んでましたし、アニメも見てましたし、僕は三井が好きでバスケを始めたので。そういう意味でも、夢ってこんな形で叶うんだって思ったお仕事でしたね。

コヒカル:キーパーソンでしたよね。腕が上がらなくなるまで3ポイントを打つというね。ちなみに井上先生とのやり取りの中でテイクいくつまでいったとかあるんですか?

笠間さん:他のキャストはテイク20とかやったとか言っていたんですけど、僕は割とそこまでテイクを重ねた記憶はなくて。一番苦労したのが、フリースローを入れた後に三井がガハハと笑うところがあるんですけど。そういうのって井上先生節なんですよね。原作でも顔がカッコイイ描写ではなくて、ちょっと崩れた顔になってガハハみたいな笑って、まさに井上節というか、井上先生が描くスラムダンクでよく見る感じなので、そこを普通に笑うというのも違うかなと思って。そこはむしろ自分からテイク重ねてくださいって言いました。そこはかなりこだわったと思います。

コヒカル:笠間さん自身もこだわったところ。

笠間さん:OKテイクが出た時に井上先生ともコミュニケーションが深まっていた時だったので。ガラスの向こう側に見えるんですよ、ブースが。「これいいんじゃないかな?」ってパッと後ろを向いた時に、井上先生が大きく丸って出してくれていて。今でも覚えています。

コヒカル:じゃあ笠間さんも井上先生も、二人ともがOK。

笠間さん:そうですね。ちょっと得難い経験だったなと思います。

コヒカル:そんな笠間さんなんですけど、これからやってみたい役や取り組みたいことってありますか?

笠間さん:本当に幸運にも先ほど申し上げたスラムダンクに関わるということも出来てますし、自分の子ども時代から好きだったことと言えば、ロボットアニメ系だったらガンダムにも出させていただいていますし、沢山やりたい役というか、憧れていた役はやらせていただいているんですけど、だからと言って熱量が弱まることは全くなく。より色んな人というか、視聴者さんの心に残るアニメに関わっていけたらいいなと。それが主役とかではなかったとしても、色んな人の心に残るアニメづくりの一端であり続けたいというのは、ずっと、恐らく死ぬまで思うことだろうなって思っています。

【今週は笠間さんストーリーをお届けしました。後編は、また来週、笠間さんへの質問コーナーやスペシャルな情報をお届けします!】

後編へ続く…