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地域文化資本ラボ

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地域文化資本ラボについての記事をまとめていきます
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#quod

富山の「地域文化資本」と「Creative Class」の親和性

quodの一連の活動で得た知見を活かして、地域の文化資本を研究・分析する「地域文化資本ラボ」。今回のnoteでは、僕が富山に移住して感じた「地域文化資本」の価値について、「Creative Class(クリエイティブクラス)」の話を絡めながら書いてみようと思います。 大きな力に生かされているという感覚 僕は2020年に富山に移住し、東京との2拠点生活を送っている。 以前のnoteで「小学校までに47都道府県をほぼ回った」と書いたけど、これまで実際に地方に住んだことはな

綿密なエリアリサーチから「地域文化資本」が見えてくる

quodの一連の活動で得た知見を活かして、地域の文化資本を研究・分析する「地域文化資本ラボ」。前回のnoteでは、なぜ「地域文化資本」が大切だと感じたかについて書かせてもらいました。 今回は、その地域における「地域文化資本」の見極め方について、エリアリサーチの手法を中心に書いてみたいと思います。ぜひ参考にしてみてください。 地域の特性を活かした新たなリゾート 「地域文化資本」を見極めるためには綿密なエリアリサーチが必要だと前回のnoteに書いた。そこでまず、quodで

富山のプロジェクトで感じた「地域文化資本」の価値

quodの一連の活動で得た知見を活かして、地域の文化資本を研究・分析する「地域文化資本ラボ」。前回のnoteでは、ラボを立ち上げます!ということで、前段的に僕の経歴などを前・後編にわたって書かせてもらいました。 「地域文化資本ラボ」立ち上げに向けて【前編】 「地域文化資本ラボ」立ち上げに向けて【後編】 今回はもう少し踏み込んで、なぜ「地域文化資本」が大切だと感じたのかについて書いてみたいと思います。 読んでくださった方のちょっとした学びになれば。また、この記事をき

「地域文化資本ラボ」立ち上げに向けて【後編】

quodの一連の活動で得た知見を活かして、地域の文化資本を研究・分析する「地域文化資本ラボ」。 前編に引き続き、ラボ立ち上げの前段として、僕自身が地域の文化や構造に興味を持った経緯を書いてみようと思います。 人の思いやクリエイティビティを起点に 大学院までの経験を経て、社会システムデザインがやりたいと思うようになった。そこで就職先の条件にしたのは、都市や地域の開発に関わることができ、長期目線で構造的に物事を考えられて、経営者と仕事ができること。これにぴったりハマったの

「地域文化資本ラボ」立ち上げに向けて【前編】

僕が共同代表として立ち上げたquodでは、日本のいくつかの地域でローカルプレイスブランディングに取り組んでいます。僕たちが考える「ローカルプレイスブランディング」とは、地域の方々と共に地域を象徴するプロジェクトを多数生み出し、その地域の認知・イメージを高めていくこと。特に各地域が持っている自然や文化を生かしてプロジェクトをつくることを大切にしています。 そしてここ2〜3年で、「エリアの定義づけ→ビジョン策定→プロジェクトの企画・運用→PR」といったローカルプレイスブランディ