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金沢レインボープライド2022を終えた雑感

今年も参加してきたよKRP2022

今年は自社で協賛し、企業勉強会への登壇、パレードへ役員やスタッフと一緒に参加、アフターパーティーへの会場提供、スタッフ打上げ、など昨年より多くの時間を過ごさせていただきました。

レインボーのKANAMEロゴ

金沢で開催される様々なイベントの中で、金沢レインボープライドは、他の何よりも一番、ピュアで、ピースで、真っ白だと感じる。参加者も運営者もみんなが笑顔で、誰一人漏れることなく同じ未来を目指しているから、そうなるんだろう。

企業勉強会で登壇してきました

去年も同じ感想をFBに投稿したけど、特にレインボーパレードは、金沢に戻ってきたこの10年の中で街中で参加したどのイベントよりも、ダイナミックにすごい速度感で想いを具現化していってると今年も感じた。このうねりは本当に凄い。

レインボーパレードで街中をスタッフと歩きました

女性性(じょせいせい)のお話し

今年、いろんなモノを見て様々な方と話をして、その中には、東京レインボーパレードの歴史や裏側の話なんかも含まれるが、すごく勉強になったことがあった。

「女性性(じょせい せい)の中で決められる意思決定の合理性と速度感」

かつて、東京レインボープライドの事務局はゲイの方など男性性の方が多く在籍して、よく衝突が起こったそうだが、現在は代表をレズビアンとトランスジェンダーが務め、リーダー8人中、女性性(ストレート、レズビアン、MTFなど)が過半数以上の6名で構成されるようになったそうで、その体制になってからはすごい速度で組織もパレードの規模も成長しているそうな。
「それが理由か確証はないけど、女性性が過半数以上を占めるコミュニティは、マウントの取り合いや権力闘争のエッセンスが混ざらないから、目的に向かって合理的で意思決定が早いんだよね」とのこと。なるほど…
(※追記:ご指摘をいただき、一部修正致しました)

パレード前の登壇者の皆様

正直、目から鱗だった。
僕は(僕自身がそうであるから)、男性性の中での意思決定をする場にしか身を置いたことが無い。これは僕の予想だが、男性性の存在する議論の場に参加する女性性の方は、おそらく「男性と議論をする為の一種の武装」をして参加してくるのではないか。(少なくとも田舎では…)
それは恐らく、本来の自分じゃないとは言わないが、女性性だけの集まりの中での自分とは違う別の人格なんだろう。女性性というものが存在すること。そんなことを知らずに生きてきた僕はまだまだ青い...

金沢という街は、市議会や行政の様々な委員会から、法人会や商店街、町内会に至るまで、(計測してないから肌感覚だが)90%以上が男性で、且つ重鎮と呼ばれる高齢の方の比率が非常に高い。これが全て悪いとは思わないが、もしこの中を女性性が30%でも占め意思決定していく権限を持つと、金沢の街はどのように成長していくのだろう。そんなことを妄想した。

アフターパーティーの様子①

金沢レインボーパレードの事務局には、僕の知る限り、たくさんの女性性の方が存在し、重鎮感のある男性は存在しない(と思う)。もちろんLGBTQ+のチームなので、たくさんの人が関わっているとは思うが、女性性がとても力強くワークしているのではないだろうかと想像した。兎にも角にも、素晴らしい体験をさせてくれた運営側の皆様には心の底から感謝の意を伝えたい。

アフターパーティーの様子②

僕は来年、もっと金沢レインボープライドの役に立てるように、できることをやりたい。そんなことを感じた4日間でした。
もし興味ある方、特に地方で街づくりとかやってる方は、ぜひ金沢に視察目的で訪れることをオススメしますよ!ご興味ある方、来年お声がけするので個別にメッセージしてくださいまし。

ありがとう、金沢レインボープライド!


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