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エコカーに乗り換えるか

いまから17年前に車を買い替えた。当時は、トヨタの販売店にとても親切なセールスマンがいた。こちらの要望をよく聞いてくれる。そのひとは日頃から車が好きでよく勉強をしていた。買う前も後もいろいろ教えてくれた。洗車の方法、信号のない交差点での運転の仕方、保険、なんでもござれ。親切に教えてくれた。そんなこともあり、わたしは彼からは無意識に買った。

買ったのは中型のガソリン車だった。6気筒、2500ℓ、燃費はよくない。そして型は2003年製。でもこの車は気に入っている。好きな車に出会うことがなにより幸せではないだろうか。ただ、さすがに古くなってきた。買い替えるタイミングも近いのは否定できない。

先週、エコカーとガソリン車のどちらを買うかという話をした。皆さんはどうだろう。わたしはこのように回答をした。

エコカーを買う。無意識にそう選ぶであろう。理由は3つ。

まず、なにより燃費がいい。ハイブリッド車は、ガソリン車の2倍の効率。そして電気自動車なら4倍の効率で走行できる。なにより燃料の効率を考えるとエコカーになる。

次に環境にやさしい。地球温暖化対策にもなる。わたしは、3月生まれでもともとは冬の人間。寒いのは得意。夏は不得意。熱くなると調子があがらない。7月から9月は30度以上が続く。この頃は5月くらいから気温は上がりはじめ、11月くらいまで28度。28度以上が7ヶ月続く。調子があがらない期間が7ヶ月とはまいったものだ。この期間に体調を壊す。

そしてなによりエコカーといえば、聞こえがいいであろう。まさにトレンド。トレンドに乗っかっているほうがいい。

これは無意識に答えを出したとき。冷静に合理的な判断をするのであればガソリン車になる。購入からすべてのコストを含めて考えたとき、つまり、トータルコストを考慮すれば、エコカーはまだ高く、未知数なことが多い。

コストには、車体価格(初期費用)、維持価格(ランニング・コスト)、車両税、それに任意保険がある。いまだに結構、高いという。

トヨタのプリウスはハイブリッド。車体価格は260~300万円。ランニングコストとしては、燃料費と車検がある。車検の初年度は3年。それでも10万円くらいはかかるであろう。

そして車両税。税制上のメリットが受けれるのは、車両税の初年度のみ。次年度からはガソリン車と同じ税率が課せられる。そのため、税制上のメリットが消える。なぜもっと長くメリットが受けられないのだろう。

そして任意保険に加入する。20等級で7万円くらいはかかるであろう。これだけのコストがかかるエコカー。決して安くない。

17年が経過しても今のガソリン車を街で見かけることがある。それは手放すことなく乗り続けたいからであろう。わたしもそのひとり。どちらを買うかであればガソリン車。ただ、いまの車を手放したくはない。

よい選択というのは、このまま乗り続け、買い替えをしないことか。なにもしなければ変わらない。それが選択肢として正解だということもあろう。