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12年ぶりの交通違反

2010年10月よく晴れた日の午前中だった。都内で用事を済ませ自宅に帰る途中渋滞にはまった。四つ木から亀有そして金町までの2車線は混んでいた。トラックやバスが多く通るため渋滞しやすい。ようやく渋滞が抜けれるバイパスの出発地点がある。国道6号線金町から松戸に向かう3キロは信号がない。制限速度は50キロ。

あまり制限速度を守っている車はないようにも見える。特に交通量の多いときは50キロ以上ではと勘繰ることは多い。バイパスが終わるところに警察署の車両が隠れているときがある。わたしはタイミングがあってしまい白バイに止まるように指示を受けた。記録では11時39分。スピード違反。反則金1万5千円というものだった。わたしは支払いをした。

反省と再発防止のため青切符を車の中に入れて常に見えるところにおいておいた。シフトをするところにわかるようにして。それがとうとう日に焼けて字が見えなくなっていた。

昨年2022年10月17日に12年ぶりの交通違反らしいもので警察に止められてしまった。場所は埼玉県三郷市の仁蔵という交差点だった。新三郷駅から武蔵野線に沿って信号のないまっすぐな道が開けている。わたしはそこがとても気に入っていた。午後4時17分。薄暗く小雨が降っている。三差路に差し掛かると右を見た。車は来ない。ただ2時の方向30メートルくらい離れた三角地帯になにやら不自然なあまり見かけない車が止まっていた。

わたしは減速をして左にゆっくりと曲がった。歩行者はいない。自転車はいない。優先方向の車両もいなかった。そして曲がって間もなくして大きな音が聞こえた。サイレンだと気づいた。そこの車止まりなさい。そしてすぐに左側に寄せて停車した。三角地帯に止まっていたのは覆面パトカーだった。しかもそこに乗っていたのは埼玉県の交通機動隊の隊員だった。

隊員のひとりが出てきて質問をしはじめた。ご職業はなんですか。はじめて通る道ですか。止まるという標識が見えなかったですか。そういってパトカーにもどり10分ほどしてもどってきた。青切符です。ここに指紋をとりますので押してください。反則金は7千円です。

それからわたしは左折をしてもう一度違反をしたらしいところに引き返した。念入りに一旦停止をして左折した。そのまま家に帰った。ところがどうしても合点がいかない。そこで吉川の警察署に問い合わせをした。するとそこの交通課の担当が説明をしてくれた。一旦停止というのはタイヤの回転が完全にゼロになるように停止しなければならない。そうしなければ違反です。そのような説明でよくわかった。

そして翌日わたしは千葉県のとある警察署の交通課に出向いた。実際の場所で写真と動画を撮って見せた。ある交通担当はいった。この程度で青切符を切る必要があるのだろうか。そこでわたしは違反を認めたくなくて否認をすることにした。

三郷市仁蔵交差点

10月21日18:00に越谷にある交通機動隊の建物にいった。そこに取調室がある。1時間かけて状況の説明を聞きながら違反をしたことを否認をする。あの程度で切符を切られることは納得できない。そのように訴えた。取り調べの終わりに隊員がいった。引き返してきたときは一旦停止をちゃんとされていましたね。見ていましたよ。

わたしは違反らしいことをしたときとちゃんとしたときの違いを知りたかった。なにが違うのか。なんとかならないか。わたしの訴えは通らなかった。行政罰で減点。そして反則金7千円を収めた。

わたしはこの経験で3つのことを学んだ。ひとつは特に10月は違反に気をつけること。次にやたらと指紋を押したり認印を押さないこと。そしてドライブレコーダーを使って否認すること。

まず12年前の違反も10月だった。そして今回も10月ということ。気をつけたほうがいい。どうも10月というのは年度の後半にはいり違反を検挙する体制に入っているのではないか。天気のいい日は警察官が外に出て検挙をする。雨の日はやや少ない傾向があるのではないか。

そして警察官とタイミングがあって違反の通告をされたとき。やたらめったら認めないほうがいい。指紋を押して認印を押せば違反をしたことを認めてしまう。そして取り調べは警察官が直筆で書く。違反容疑者が書くことはない。そうなると形式・内容において検挙した側の内容になる。否認は却下されやすい。

ドライブレコーダーの記録を使って否認をするとよい。わたしはドライブレコーダーに記録をしており違反らしい場面の録画は手元にある。その映像ははっきりとした証拠として提出することができる。それを使って否認をすればよかった。ただし交通機動隊の覆面パトカー側にもドライブレコーダーで記録をしているという。それは取り調べのときには見せてもらえなかった。なので客観的な証拠はない。あくまで警察官の目視による判断であること。

12年ぶりの交通違反らしい。なんともタイミングがぴったりあってしまったが故の出来事であった。反則金7千円。そして減点という行政罰。次の免許書き換えにはゴールドからブルーになってしまう可能性がある。ブルーになると車の任意保険の保険料が割高になる。そして2時間の一般講習。有効期限は3年となってしまう。あの程度でもこうだからなんともいえない。

日頃から検挙されやすい箇所を意識して安全運転を心がけるしかない。一旦停止はタイヤが完全に停止して回転がゼロになること。

ドライバーの方の参考になりますように。