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徳川慶喜邸跡(国際仏教学大学院大学)

 最後の江戸幕府将軍である徳川慶喜(1837-1913)が、晩年(明治34年1901年-大正2年1913年)過ごした屋敷跡に, 現在は国際仏教学大学院大学が置かれている。屋敷そのものは3400坪の規模とされる。
 第二次大戦後、財産税の負担のためと思われるが、土地が国家に物納された(戦災による被害は未調査)。その後、地下鉄丸の内線工事により、土地の上部は掘削された(丸の内線池袋お茶の水間開通は昭和29年1954年)。大蔵省ではここに官舎を建てて使用したとのこと。その土地をさらに国際仏教学大学院大学が取得して、虎ノ門から当地に移転したのは平成22年2010年3月のこと。
 このような過去の経緯からうかがえるように大学構内に、慶喜邸があったことの痕跡は、現在ほとんど見当たらない。大学構内奥の銀杏の木が、慶喜邸由来とされるのみである。
    なお国際仏教学大学院右側の坂は「新坂」あるいは「今井坂」と呼ばれている。
 国際仏教学大学院大学アクセス 地下鉄江戸川橋駅から徒歩10分
   

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