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鄧子恢、張聞天、李鋭

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農業改革で毛沢東と対立した鄧子恢(1896-1972)。毛沢東と対立し社会主義経済論の研究を進めた張聞天(1900-1976)。秘書として毛沢東を知る李鋭(1917-2019)。
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2018年11月の記事一覧

鄧子恢   我的自伝1896-1927

(以下は『鄧子恢自述』人民出版社2007年11月の翻訳pp.3-7である タイトルの頭の番号は便宜的につけたもの 写真は1953年11月龍岩にて 自述p.245より) p.3 私の自伝 姓名 鄧子恢 1.幼名 鄧紹萁(秘密工作のとき鄭建中,老林,老李などの偽名を使った) 性別 男 出生年月 1896年 旧暦庚申七月九日生 籍 貫 福建龍岩県東肖區龍泉井村人 2.~4. 略 5.革命に参加する前の個人の略歴 1913年本県省立第九中学校入学、1916年卒業、19

鄧子恢 土地改革後の農村工作 1951年12月12日

 鄧子恢自述 人民出版社 2007より 長江日報1951年12月13日掲載 写真は1957年2月 全国農業労働模範代表会議にて 鄧子恢伝 人民出版社 あ第二版 2006 冒頭部分より  私は土地改革完成地区における農村工作の中心任務問題について少し話したいと思う。中南区は来年4月末までには、ちょうど1億3000万の人口地区で土地改革が完成する。それゆえにこの問題を明らかにすることは、切迫した必要性がある。  土地改革後、我々の農村における圧倒的にすべての中心任務は、明らかに

2.1 中央農村工作部への初登庁

(杜潤生「杜潤生自述」人民出版社2005より)(写真は占春園) p.24 1952年11月、中央はしばらくの間、検討(籌劃)したあと、中共中央農村工作部の設立(成立)を決定した。鄧子恢を部長、陳伯達、廖魯言を副部長、私を秘書長とする。私は国務院第四辦公室(すなわち農業辦公室)副主任)の兼務であった(その主任もまた鄧子恢が兼任であった)。  農村工作部の中心任務は中央組織の支援と広大な農民の互助合作運動の指導であった。このほか農村工作の各項具体業務は政府の農業、林業、水利等